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内田准教授の論文が『Journal of Happiness Studies』『季刊・環境研究』に掲載されました

140207uchida_kankyo.png140207uchida_jounalhappiness.png 内田由紀子准教授の幸福感研究に関する論文が3本、『Journal of Happiness Studies』(発行:Springer)ならびに『季刊・環境研究』(発行:日立環境財団)に掲載されました。

Uchida, Y., Takahashi, Y., & Kawahara, K.
Changes in hedonic and eudaimonic well-being after a severe nationwide disaster: The case of the Great East Japan Earthquake. Journal of Happiness Studies, DOI 10.1007/s10902-013-9463-6
Abstract はこちら(発行元のページ)
Hitokoto, H., & Uchida, Y.
Interdependent Happiness: Theoretical Importance and Measurement Validity. Journal of Happiness Studies, DOI 10.1007/s10902-014-9505-8
Abstract はこちら(発行元のページ)
内田由紀子
東日本大震災後の幸福:震災がもたらした人生観と幸福感の変化 環境研究, 172, 83-91.
『季刊・環境研究』の目次はこちら(発行元のページ)

 Uchida, Takahashi, & Kawaharaによる論文 “Changes in Hedonic and Eudaimonic Well-Being After a Severe Nationwide Disaster: The Case of the Great East Japan Earthquake” は、東日本大震災後に、被災地域以外に住む20代~30代の若者の幸福感や人生観がどのように変化したのかを、1万人以上を対象に震災前後で実施した大規模調査により検証しています。震災後、自分の幸福を判断する際に震災のことを思い浮かべた人たちは周囲への結びつきや感謝の念により幸福度が上昇し、一方で悲しみの感情も増加していました。逆に、震災について思い浮かべなかった人たちについては、震災前と比べて幸福度や感情に変化はみられなかったことが示されました。なお、この論文のデータならびに他の関連研究を含めて概説しているのが、『季刊環境研究』に掲載されている論文「東日本大震災後の幸福:震災がもたらした人生観と幸福感の変化」です。
 Hitokoto & Uchidaによる論文 “Interdependent Happiness: Theoretical Importance and Measurement Validity” では、これまで測定されてこなかった「協調的幸福感」という概念に着目、測定尺度を開発し、国際比較あるいは国内での地域比較を通じて、妥当性を検証しています。これまで「獲得志向的」な幸福に対する概念に基づいて測定されてきた幸福感について、他者との協調や人並み感、自分だけではなく周囲も幸せであることなど、新たな幸福のあり方とその測定方法を提唱しています。

2014/02/07

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