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鎌田教授のコラムが徳島新聞に掲載されました

 徳島新聞文化面「こころの未来 23」(2014年12月1日付)に鎌田東二教授のコラムが掲載されました。
 2014年秋より展覧会「スサノヲの到来-いのち、いかり、いのり」が開催されており、来年秋まで各地の美術館で開催されます。鎌田教授は、展覧会の展図録への解説記事「スサノヲという爆発ー放浪する翁童神のメッセージ」を寄稿し、11月には会場での講演もおこないました。記事では、古事記の中でダイナミックな存在感を放つ神スサノヲノミコトの魅力を紹介し、いまこの時期にスサノヲが注目され、展覧会が開催される意義を紹介しています。

1412kamata_tokushima.png「スサノヲの到来展 新しい世界を切りひらく 今の日本に必要な底力」鎌田東二 京大こころの未来研究センター教授
 10月18日から12月23日まで、栃木県足利市立美術館で「スサノヲの到来展」が開かれている。そこには縄文土偶から現代のアーティストの作品まで、時代を串刺しにする「スサノヲ的なるもの」が館内いっぱいに展示されている。(中略)
 「スサノヲの到来展」で特筆すべきは、神道家、金井南龍の絵画である。「妣(はは)の国」「昇り龍 降り龍」「富士諏訪木曽御嶽のウケヒ」など9作が展示されているのを見、そこに描かれている富士山や浅間山や霧島、高千穂の峰や御嶽山がみな噴火しているのを確認した。
 大地を揺るがし草木を枯らす荒ぶる荒ぶる啼きいさちる神。地震や台風や雷などの破壊的な自然災害とも結びつくが、同時にあらゆる「ケガレ(穢れ・気枯れ)」を禊祓(みそぎはら)い、新しい創造世界を切りひらく。破壊と創造、勇敢と繊細。この両義的相反する性格を持つスサノヲの到来こそ、今の日本に必要な底力の爆発ではないだろうか?
(記事より)

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鎌田教授が展図録『スサノヲの到来-いのち、いかり、いのり』に解説を寄稿し、講演をおこないました

2014/12/08

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