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鎌田教授のコラム「春日大社と国宝本殿特別公開」が徳島新聞に掲載されました

 徳島新聞文化面「こころの未来 31」(2015年7月1日付)に鎌田東二教授のコラムが掲載されました6月30日まで特別公開された奈良・春日大社の国宝本殿について、鎌田教授は、本殿裏側の第一殿と第二殿の間にある磐座(いわくら)を拝した際の驚きを振り返り、古事記に記録される「国譲り」の場面を紹介しながら、その神秘性と霊性について考察しています。

1507kamata_tokushima.png「春日大社と国宝本殿特別公開 白磐座が放つ神秘力 霊性考え直すきっかけに」鎌田東二 京大こころの未来研究センター教授
 さて今回の特別公開で私は初めて「本殿磐座」を拝することができたのだが、腰が抜けるほど仰天した。そこに春日大社の信仰とは何であるか根本から覆されるような事実の開示があったからだ。「後殿」に祭られている五殿(栗柄神社・海本神社・杉本神社・佐軍神社・八雷神社)も不思議だが、それ以上に建御雷神=武甕槌命(鹿島神宮祭神)を祭る第一殿と経津主神(香取神宮祭神)を祭る第二殿との間にある真っ白の漆喰に塗り固められた磐座群が神秘不可思議であった。(中略)
 「白漆喰磐座」が第一殿と第二殿の「間」にあることは、建御雷神と経津主神の両武神の剣の霊力・威力を象徴し増幅させる。「古事記」には健御雷神は出雲の稲佐の浜で十握剣を抜いて波の上に逆さまに刺し立て、その剣の切先にあぐらをかいて座って大国主神に「国譲り」を迫った。春日大社第一殿には国譲り交渉で最高最大の力を発揮した大立役者の健御雷神が祭られているのだ。「古事記」の最大の見せ場はこの「国譲り」の場面であった。その主役の建御雷神が白漆喰=剣と波の上に乗ってこの国を絶対守護している姿をこの「白漆喰磐座」は象徴しているのではないか。「白漆喰磐座」の「白」はそのような国家守護の願いと霊力の象徴ではないかと感じ入ったのである。
(記事より)

2015/07/06

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