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梅村研究員が日本箱庭療法学会第29回大会で研究発表をおこないました

1510umemura_gakkai.png 梅村高太郎研究員が、2015年10月10日・11日に東北福祉大学(宮城県仙台市)でおこなわれた日本箱庭療法学会第29回大会において「青年期女子における心身症と家屋画・室内画との関連――内的世界および外的環境との関わり方に注目して」と題する研究発表をおこないました。
 この発表では、女子大学生を対象とした家屋画・室内画を用いた調査に基づき、心身症疾患を抱えた青年期女子の心理的特徴について検討しました。その検討から、対照群と比べて心身症を抱えた群は、他者や環境との密接なつながりのなかに生きており、分立した個という感覚に乏しいことを明らかにし、そしてそうしたあり方が、身体的次元で問題が現れてしまうことにつながっている可能性を指摘しました。
 本調査を通して得られた知見は、単に心身症がいかなるものかということにとどまらず、こころと体の関係について非常に興味深い示唆を含んでいます。今回の発表は、青年期女子の調査結果に基づくものという限定がありますが、引き続き精査をおこなっていきます。

<報告:梅村高太郎研究員>

日本箱庭療法学会第29回大会ウェブサイト

2015/10/19

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