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こころの未来研究センター研究報告会2015「からだ・こころ・きずな」を開催しました

こころの未来研究センター研究報告会2015「からだ・こころ・きずな」を、2015年12月20日、稲盛財団記念館中会議室(発表会場)および大会議室(ポスター会場)にて開催しました。

当日は、2015年に進められた35の連携研究プロジェクトの研究成果をポスター発表で報告すると共に、3つの研究報告をおこない、ディスカッサントを交えて議論を深めました。日頃、センターの取り組みに支援をいただいている関係者をはじめ、学内外の研究者、大学院生、学部生など多くの方々にお越しいただきました。はじめに吉川左紀子センター長が開会の挨拶として、平成27年度のセンターのおもな取り組みを振り返ると共に、「今日は、センターの研究者による研究報告をもとにディスカッサントの先生方をまじえて活発な議論の場にしたい」と話しました。

ひとつめの報告では、船橋新太郎教授が「動物の脳からヒトのこころを探る」というタイトルで、こころを探る研究として取り組んでいる、サルを用いた前頭連合野外側部の神経活動を調べた実験のあらましを紹介しました。続いて、鎌田東二教授が、「こころのワザ学~こころはどこにあり、どのように現れるのか?日本研究の立場から」というタイトルで、日本古来から現代まで受け継がれる日本人の「こころ」観について、『古事記』を中心とする文献・思想研究から東日本大震災の被災地へ繰り返し赴いたアクションリサーチまで幅広い取り組みを紹介し、研究成果を報告しました。そして、大会議室でのポスターセッションと休憩を挟んだのち、三つめの報告では内田由紀子准教授が、「こころときずなのインターフェース:集合的幸福へのアプローチ」というタイトルで、現在、取り組んでいる地域や企業を対象とした集団における幸福の実証研究を紹介し、集合的幸福を支える社会関係資本(社会的きずな)のあり方について考察しました。その後、ディスカッサントに堀智孝白眉センタープログラムマネージャーと広井良典千葉大学法政経学部教授をお迎えし、登壇者、聴講者を交えた活発な討論、質疑応答がおこなわれ、河合俊雄教授による閉会の挨拶で締めくくりました。

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[開催ポスター]
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[DATA]
▽日時:2015年12月20日(日) 9:30~13:00(9:00~受付開始)
▽会場:京都大学稲盛財団記念館3階 中会議室(ポスター会場:大会議室)
▽プログラム
・9:30-9:35 開会の挨拶 吉川左紀子(京都大学こころの未来研究センター・教授・センター長)
・9:35-10:15 研究報告① 「動物の脳からヒトのこころを探る」船橋新太郎(京都大学こころの未来研究センター・教授) ・10:15-10:55 研究報告② 「こころのワザ学~こころはどこにあり、どのように現れるのか? 日本研究の立場から」鎌田東二(京都大学こころの未来研究センター・教授) 
・10:55-11:35 ポスターセッション+休憩
・11:35-12:15 研究報告③「こころときずなのインターフェース:集合的幸福へのアプローチ」内田由紀子(京都大学こころの未来研究センター・特定准教授)  
・12:15-13:15 ディスカッション ディスカッサント:広井良典(千葉大学法政経学部・教授)、堀智孝(京都大学特任教授、白眉センター・プログラムマネージャー)
・13:15-13:20 閉会の挨拶 河合俊雄(京都大学こころの未来研究センター・教授) 司会進行:熊谷誠慈(京都大学こころの未来研究センター・特定准教授)
▽参加者数:61名

2016/01/04

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