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鎌田教授のコラム「翁童論と幼老包括ケア」が徳島新聞に掲載されました

 徳島新聞文化面「こころの未来 38」(2016年2月1日付)に鎌田東二教授のコラム「翁童論と幼老包括ケア」が掲載されました。2015年11月、鎌田教授は東京で開催された日本未来学会において、旧知の仲である長谷川俊彦氏と共に「人類には未来はあるか」というセッションに参加し、「生死のエッジをどう捉えるか 〜翁童論からの提言あるいは老いの哲学を求めて」と題した発表をおこないました。コラムでは、長谷川氏の活動や鎌田教授が長年提唱してきた翁童論を紹介し、吉野川市で取り組みが始まっている地域包括ケア「幼老統合ケア」への共感と期待について綴っています。

1602kamata_tokushima.png「翁童論と幼老包括ケア 老人と子ども対関係 生死のエッジ生きる存在」鎌田東二 京大こころの未来研究センター教授
 私自身は40年近くも前から「翁童(おうどう)論」という、老人と子どもを対関係として捉える視点を提唱し、老幼一体化した「翁童施設」の建設と運営、「翁童遊び」という文化創造を説いてきた。
 そんな私の『翁童論』(4部作、新曜社)に共感してくれた精神医学者の平井信義さんは、『子ども期と老年期』(太郎次郎社)の中で、児童・老年精神医学の観点から、「老年期にも発達がある。子ども期にいたずら・反抗・けんか・おどけ・ふざけの多かった子は自発性が発達し、意欲が育ち、死ぬまで生き生きとした生活をおくる。”老”のなかに”幼の心”があり、”幼”のなかに”老の心”がある」と指摘している。
 私は『翁童論』で、神話と民族儀礼とライフ・サイクルを手掛かりとしつつ、老人と子どもとの共通性と逆対応性を指摘した。子どもと老人は誕生と死の両端にいる。つまり、生存のエッジを生きている存在である、と。(中略)
 限界集落や地域消滅が叫ばれている中で「幼老包括ケア」はこれからの地域包括ケアの核心を占めることになると、その重要性とそれが必要とされる社会状況を痛感したのだった。ぜひこの「幼老統合ケア」の実践を徳島から日本全国へ、また世界へと発信してほしい。
(記事より)

2016/02/10

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