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広井教授のインタビュー記事「ポスト成長の時代」が日経新聞に掲載されました

 広井良典教授のインタビュー記事「ポスト成長の時代」が、日本経済新聞2016年9月24日付夕刊の「シニア記者がつくるこころのページ」に掲載されました。
 こころの未来研究センターの紹介に始まり、ポスト成長の時代という視点を軸に、歴史的に見るとそれが大きな創造の時代であること、多様な幸福の指標が各地域でつくられつつあること等が話されるとともに、日本人の死生観との関連を含めて鎮守の森コミュニティプロジェクトの趣旨や概要が紹介される内容となっています。

1609hiroi_nikkei.pngポスト成長の時代 広井良典さんに聞く
「幸福を求め価値観探し 自然の力を再発見」
■ポスト成長の時代は、実は大きな想像の時代
 成長から成熟へ転換が期待される日本社会。格差の広がりがいわれ、精神的なよりどころを失った多くの日本人は、こころの奥底で先が見えない不安を感じているかに見える。京都大学こころの未来研究センターは、そんなこころの問題を、脳の研究、心理学、宗教学、民俗学など多様な分野の研究者が集まって学際的に研究。同センター教授の広井良典さん(55)は、人のこころや幸福感、死生観はどう変化するかなどを探る。
 「先の見えないときこそ、長期の時間軸でものを見ないと、未来が見えてきません。人類の歴史で見てみると、私が定常状態と見るポスト成長の時代は、実は大きな創造の時代なのです。人類の歴史は20万年前の狩猟採集の時代、1万年前の農耕の時代、この300〜400年の工業化の時代と、生産手段で見ると大きく3つの時期に分かれ、それぞれの時期の後半に、こころのあり方が大きく変わる出来事が起こっています」(中略)
■一つではなく、多様な指標で幸福度を考える
 「そんな視点で世の中を改めて見直すと、新しいものが次々に生まれる兆しが見えます。たとえば・・・
(記事より)
日経新聞Web版(電子版会員のみ全文閲覧可能)
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO07543960T20C16A9NNP000/

 なお、岩波書店から2016年3月に発行された書籍『〈こころ〉はどこから来て,どこへ行くのか』には、広井教授の講演録が収められており、本インタビューでふれている内容に関連する研究成果が講演で詳しく取り上げられています。
kokoro.png
『〈こころ〉はどこから来て,どこへ行くのか』(岩波書店/2016年3月)
著者:河合 俊雄, 中沢 新一, 広井 良典, 下條 信輔, 山極 寿一
 また、広井教授が所長を務める、鎮守の森と地域コミュニティの新たな形について考えるシンクタンク「鎮守の森コミュニティ研究所」のウェブサイトには、上記インタビューに関連する取り組みや研究活動が紹介されています。
鎮守の森コミュニティ研究所
http://c-chinju.org/

2016/09/28

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