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河合教授が2017年度第1回日本箱庭療法学会研修会全体会に登壇しました

 河合俊雄教授が、2017年度第1回日本箱庭療法学会研修会の全体会に河合教授が講師として登壇しました(2017年7月9日/東京・大正大学)。

170709kawai_hakoniwa.png◻︎全体会:2017年7月9日(日)12:00~14:00
テーマ: 「世界のなかの日本の箱庭療法:伝統的背景と可能性」
講 師:河合 俊雄(京都大学こころの未来研究センター)
概 要:ユング派の心理療法は、日本において箱庭療法として導入されたとして過言ではなく、おそらく世界で最も早く箱庭療法が盛んになり、発展したと思われる。また世界各地の箱庭と比べてみて、日本には独自の箱庭表現があると考えられる。そのような日本での箱庭療法の展開を可能にした、自然観、こころ観について、日本における曼陀羅の理解、内面化の特殊性などから解説し、今後の箱庭療法の可能性について考えたい。

 河合教授は全体講演として「世界のなかの日本の箱庭療法:伝統的背景と可能性」と題する講演を行いました。この講演では、箱庭療法が前近代的な心性と関わっていることに触れつつ、箱庭が自己表現として捉えられる西欧とは異なり、置かれたものがそのまま「こころ」であるような日本的なあり方について論じられました。
 日本の箱庭は象徴的解釈には適さないと言われますが、それには中間項を経ない分節が関係していると述べ、個々のイメージがそのまま無あるいは全のイメージに直結している華厳的なあり方について論じられ、非常に刺激的な講演となりました。

(報告:畑中千紘助教・上廣倫理財団寄付研究部門)

2017年度第1回日本箱庭療法学会研修会 | 一般社団法人日本箱庭療法学会
http://www.sandplay.jp/training.html

2017/08/01

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