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『ミネルヴァ通信「究」』に河合俊雄教授の連載第20回が掲載されました

 ミネルヴァ書房の発行する月刊誌『ミネルヴァ通信「究」(きわめる)』2018年4月号に河合俊雄教授の連載「こころの最前線と古層」が掲載されました。
 今回のテーマは「仏教と古層の論理」です。
 著者は、心理療法や神話において、アリストテレス的な論理でない”こころの古層の論理”が現れてくることを指摘した上で、仏教はこの”こころの古層の論理”を自覚的に発展させてきた、と解説しています。
 さらに、こうした仏教の論理は、”こころの古層”に属するだけでなく、現代の最先端の科学や、現代社会におけるこころのあり方にも、通じるところがあると考えています。そのため、こころを捉え直し、新しいこころの科学を構築する上でも、仏教の論理は意味を持つ可能性が言及されています。

(解説:粉川尚枝 特定研究員)

201804_Kawai_Minerva01.JPGこころの最前線と古層(二〇) 「仏教と古層の論理」河合俊雄
 心理療法や神話において、アリストテレス的な論理でないこころの古層の論理が現れてくることを指摘したが、前回に親鸞の例を引いたように、これを自覚的に発展させたのが、仏教であると思われる。たとえば鈴木大拙は大乗仏教の本質として「即非の論理」を強調したが、これはまさに「Aは非Aであり、ゆえにAである」となって、アリストテレス的論理を超えている。その意味で日本に伝わってきた仏教は、これまでの日本のこころの古層を駆逐したり覆い隠したりというよりは、むしろそれにフィットする哲学や論理を提供したといえよう。
 中沢新一は、大乗仏教における論理をロゴスに対立する「レンマの論理」や「レンマ学」として探求している。・・・
(論考より)

出版社のページ(ここから『究』の講読が可能です)
https://www.minervashobo.co.jp/book/b355911.html

2018/04/18

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