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仁愛大学附属心理臨床センター紀要第13号に河合俊雄教授の講演録が発刊されました

20180500_Kawai_lecture.JPG 河合俊雄教授が講演を行った第11回 児童・生徒の理解を深める会(2017年10月15日/福井県越前市)での講演録が、仁愛大学附属心理臨床センター紀要 第13号に掲載されました。


河合俊雄(2018) 発達障害と現代における発達の非定型化. 仁愛大学附属心理臨床センター紀要vol.13. 1-18.
-構成-
【講演】
1. はじめに
2. 発達障害の増加と現代性
3. 発達障害の増大と診断史
4. ASDという診断・見立ての増加
5. ASDと「主体」
6. ASDと心理療法:主体の発生
7. ASD的臨床像の増加と社会構造
8. 発達の非定型化
【質問・感想】

 講演は、「発達障害と現代における発達の非定型化」というテーマで行われました。
 講演では、まず「発達障害の増加」をとり上げ、ASDのように見える症状・人が増えていること、発達の非定型化が起こっていることを指摘しています。
 このASD的臨床像が増加した背景については、個人の主体性の弱まり、現代の社会構造や意識の変化との関連が言及されています。また、発達の非定型化へのセラピーや対応には、ASDへのものと似てくるところがあるとの見方から、ASDの心理療法のポイントを取り上げると共に、主体性をどう促進するかが重要となることも指摘しています。

(解説:粉川尚枝 特定研究員)

2018/05/23

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