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滋賀県立膳所高等学校の生徒さんがセンターを訪問し阿部修士特定准教授のレクチャーを受講しました

 2018年6月15日、滋賀県大津市の滋賀県立膳所高等学校の生徒さんがこころの未来研究センターを訪問し、阿部修士特定准教授のレクチャーを受けました。
 文部科学省指定「スーパーサイエンスハイスクール事業」の一環として実施されたもので、3年生が2名、2年生が13名、計15名が参加しました。
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 「文理融合の脳科学における意思決定の研究」と題した講義では、人間の脳の研究方法について、脳損傷患者における脳の損傷部位と認知機能の障害との対応を調べる神経心理学の手法が紹介されました。また、近年ではfMRI(機能的磁気共鳴画像法)と呼ばれる手法を用いることで、認知機能遂行中の脳の活動部位を探る研究が行われていることの説明がありました。
 次に意思決定を司る脳のメカニズムについて、1人の命を犠牲にすることで5人の命を救える場面に遭遇したら、人はどのように考え、行動するのか?といった問いを生徒に投げかけながら、複雑な意思決定のメカニズムを探求する最新の脳科学の現状を文系・理系双方の視点からお話されました。
 質疑応答の際には、生徒たちから「脳の働きは何に影響を受けるのか?」「依存症は理性的に考えられない、なぜおこるのか?」などの質問が出ました。
 最後に阿部特定准教授から、「勉強を進めていく中で、自分が思っていなかったところに興味がわくことがあります。私は文系でしたが、途中、理系にも興味が出てきました。将来、何に興味が出てくるのかわからない。自分は、文系だから、理系だからと、視野を狭めず、いろんな分野に興味を持って、好きな学問を見つけて学んでほしい。」とアドバイスがありました。

2018/06/28

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