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『ミネルヴァ通信「究」』に河合俊雄教授の連載第24回が掲載されました

 ミネルヴァ書房の発行する月刊誌『ミネルヴァ通信「究」(きわめる)』2018年8月号に河合俊雄教授の連載「こころの最前線と古層」が掲載されました。
 今回のテーマは「夢とこころの古層」です。
 著者は、これまでの連載で取り上げてきた、様々なこころの古層の特徴を振り返った上で、そうした「現実では起こりえないような、こころの古層の現れのような現象が、身近に感じられ、体験できるのが夢であると思われる」と述べ、今回の連載から、夢をテーマに上げています。
 夢をどのように理解するかは、それぞれの時代・文化において、ある種の共有がなされていたものの、科学的な傾向の強まる現代では、そうした夢の理解の仕方は失われ、夢の重要性がわかってもらいにくくなっていることを、著者は指摘しています。
 その上で、近代の深層心理学が、夢をもう一度大切なものとして捉え直し、評価しようとしたことに触れ、特に、ユングは「個人の体験を超えた無意識が存在していて、それが夢などにイメージとして生じてくるという仮説」を持つため、ユング派の心理療法においては、こころの古層の現れとしての夢が、非常に重視されることを取り上げています。
 今後、数回の連載は、「夢とこころの古層」をテーマに進んでいきます。

(解説:粉川尚枝 特定研究員)


20180800_Kawai_Minerva01.JPGこころの最前線と古層(二四)「夢とこころの古層」河合俊雄

 これまでの連載において、たとえば動物霊や死者の霊が憑依し、いつもとは全く異なる人格になってしまう、ものに魂があるというアニミズム的な感覚をもつ、イニシエーションにおいて魂が身体を離れて浮遊し、天空をさまようことができる、同一律、矛盾律、排中律というわれわれの現実を支えるアリストテレス的論理が通用しないなど、様々なこころの古層の特徴を取り上げてきた。そうすると、それらは特殊な人だけに出現する異常で病的なこころのあり方に思われたり、現実にはありえないことのように感じられたりしたかもしれない。
 ところが、…

(論考より)

出版社のページ(こちらから『究』の講読が可能です)
https://www.minervashobo.co.jp/book/b372968.html

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