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2019年第2回こころ研究会でメディアアーティストの藤幡正樹氏が発表を行いました

 2019年4月3日、第2回こころ研究会が稲盛財団記念館3階小会議室Ⅰにて開催されました。本年度の京都こころ会議のテーマ「こころとArtificial Mind(仮)」に沿って、メディアアーティストの藤幡正樹氏が「Prosthesis としてのメディア」と題した発表を行いました。

藤幡正樹氏


会場の様子

 藤幡氏の発表では、「人間とは何か」という問いを考える上で、しばしば技術という観点が看過されてきたという問題が提起され、人間と不可分な“prosthesis”(補綴)として技術を捉えることの重要性が提唱されました。遠近法や写真の発明などを例にしながら、人間が対象を見る仕組みそのものが、これらの技術に順応し変化してきたことが示された上で、視覚美術の歴史が、新たな技術によって生まれた「イメージ」をうまく扱えずにいる現況についての指摘がありました。また、藤幡氏自身の作品の紹介を通じて、実際のメディアアート作品における「イメージ」の様相が検討されました。

 発表に続いて行われたディスカッションでは、カラーテレビの登場や神仏への信仰など、各時代と文化における技術に応じて、夢についての言説が変容する例から、技術と人間の認識の関係をめぐって議論が交わされました。

(解説:中谷森 特定研究員)

2019/06/03

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