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【令和2年度 研究プロジェクト】こころが豊かになる環境の選択と構築と共感の心理

研究課題    こころが豊かになる環境の選択と構築と共感の心理

研究代表者   上田祥行  京都大学こころの未来研究センター 教授

連携研究員   吉川左紀子 京都芸術大学芸術学部 教授

センター参画  嶺本和沙  京都大学こころの未来研究センター 教務補佐員

「こころが豊か」であるためには、「こころが豊か」になる環境にいることが大事であると思われる。これを達成するためには、今いる環境を理解し、どの環境が「こころが豊か」になるのに適切であるかを判断して選択しなければならない。ヒトが社会集団を形成する動物であることを考えたとき、常に人と人との関係性の中でこの問題を考えなければならない。私たちはどういった環境を心地よいと感じるのだろうか。また、そういった心地よい環境にいることで生み出されるベネフィットは何だろうか。これまで、対人認知を扱った多くの研究は、観察者が1人の他者と向かい合った“1対1”の場面において、どういった情報を相手から読み取るのかということが研究されてきた。しかしながら、実際の社会場面を考えると複数人が同時にインタラクションしており、この集団がどのような状態にあるかを把握することで、「今いる環境はこころが豊かになる環境かどうか」を判断し、環境を選択することが可能になると思われる。
本プロジェクトでは、1) 環境判断にポジティブ・ネガティブ感情が与える影響、2) 対人・対物環境の選択傾向、3) 対人・対物環境を判断する神経基盤の3つの下位課題を設定し、短期では、「こころが豊かになる環境の選択と構築がどのように行われているのか」を明らかにすることを目的にプロジェクトを実施していく。中~長期には、自閉症傾向の高い成人、子ども、高齢者にまで参加者の幅を広げ、対人場面環境における認知やその選択がどのように発達するのか、また自閉症スペクトラム障害における集団の見方の違いを明らかにすることを目指し、本プロジェクトを推進する。さらに中~長期的には、本Phaseで取得したデータをもとに、生理指標などを用いて環境の心地よさを簡易的に測定する可能性についても検討する。

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