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【教員提案型連携研究プロジェクト】こころとモノをつなぐワザの研究(『こころ観』領域)

研究代表者
鎌田 東二  京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
梅原賢一郎  京都造形芸術大学・教授 美学・芸術学
西平直    京都大学教育学研究科・教授 臨床教育学
藤井秀雪   京都造形芸術大学・教授 マネキン研究
矢野智司   京都大学教育学研究科・教授 
井上ウィマラ 高野山大学・准教授
佐久間庸和  北陸大学・客員教授
大重潤一郎  NPO法人沖縄映像文化研究所・理事長
倉島哲    関西学院大学・准教授 
須藤義人   沖縄大学こども学科・准教授
共同研究員
山田真由美  作曲家
アルタンジョラー(李金灯) 株式会社新泉社・社員
センター参画
奥井遼    京都大学こころの未来研究センター 特定研究員 
                                    (教員提案型)
本研究の目的は、身体を使った「わざ」の伝承場面の観察・分析を通して、近代教育において捉えられてきた知識伝達のあり方を根本的に見直し、新たな「学び」モデルを構築することにある。わざの伝承場面において、教え手と学び手との間には、行為の模倣や同調といったやりとりが意図的あるいは非意図的に繰り返されている。こうした微細なやりとりの中で「わざ」の伝承が成立すると見なすならば、知識の伝達は、近代教育学が見なしてきたような、機械的・一方向的な営みではなく、当事者たちの創意工夫を伴った、相方向的に遂行される生き生きとした営みとして捉え直すことができる。本研究は、近年注目され始めている「身体による学び」をめぐる研究に新たな観点をもたらすと共に、「知識偏重」という批判がしばしば向けられる今日の教育問題を突破する糸口をもたらすことになるだろう。

2014/09/01

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