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【教員提案型連携研究プロジェクト】癒し空間の比較研究
生態智の拠点としての聖地文化―こころ・場所・癒しの研究 (『自然とからだ』領域)

研究代表者
鎌田 東二 京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
鈴木岩弓 東北大学文学研究科・教授 宗教民俗学
原田憲一 NPO京都自然史研究所研究員 地質学
湯本貴和 京都大学霊長類研究所・教授 生態学
河角龍典 立命館大学文学部・准教授 地理学
中野不二男 JAXA主幹研究員・京都大学・特任教授 宇宙人文学
稲場圭信 大阪大学・准教授 宗教社会学
黒崎浩行 國學院大學・准教授 宗教学
須田郡司 京都造形芸術大学・非常勤講師 
センター参画
奥井遼 京都大学こころの未来研究センター 特定研究員
                                    (教員提案型)
これまで鎌田研究室では、(1)こころ観の思想史的・比較文化論的基礎研究、(2)負の感情研究—-怨霊から嫉妬まで、および(3)癒し空間についての研究を行ってきた。2013年度においては、ここで得た知見に更なる展開をもたらし、現代社会の「こころ」をめぐる諸問題を打破する突破口を模索するために、「場所に宿るこころ」の諸相を明らかにしていく。西田哲学の「場」の理論や「拡張された心」理論が述べるように、「こころ」は実体的なものでもなければ人間の身体に内属するものでもない。それはむしろモノや場所との関わりの中でつねに移ろいながら想起され続けるものである。本研究では、寺社や聖地などの「癒し空間」、負の感情を昇華させる装置としての「祭」などに蓄積されている「場所の記憶」や「場所の力」を、宗教学的・哲学的・芸術的・社会学的観点から多角的に分析し、「場所」において立ち現れる「こころ」の諸相を呈示し、記憶・感情・崇高さを想起させる場の特色とその心的メカニズムを突き止める。

2014/09/01

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