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【一般公募型連携研究プロジェクト】高齢者の認知能力に及ぼす運動の影響

研究代表者
積山 薫 熊本大学文学部 教授
連携研究員
中井 隆介 京都大学こころの未来研究センター・研究員
大塚 結喜 京都大学こころの未来研究センター・研究員
共同研究員
山田 実  京都大学大学院医学研究科・助教
西口 周  京都大学大学院医学研究科・大学院生
川越 敏和 熊本大学大学院社会文化科学研究科・大学院生
センター受け入れ教員
阿部 修士  京都大学こころの未来研究センター 准教授
                                    (一般公募型)
高齢者においては、転倒・骨折などで寝たきりになると認知症がでてしまう事例があるように、認知能力の維持に日常の身体運動が重要であると考えられる。本研究では、高齢者の認知能力が運動能力といかに関係しているかを、脳機能データや行動データを用いて検討することを目的とする。今年度は、継続的な運動訓練による介入が認知能力の維持・向上に及ぼす効果を、fMRIを用いた脳機能データを指標として検討する。
先行研究においては、脳体積を指標として高齢者への運動介入効果を調べた研究はあるが(Erickson et al., 2011, PNAS)、脳機能を指標にした研究はみあたらない。また、運動介入によって脳体積が増加しても、記憶成績などの行動指標では成績上昇はなかなかみられない(Erickson et al., 2011; Pereira et al., 2007, PNAS)。本研究では、行動指標よりも精度の高い脳機能指標を用いることにより、運動介入の効果を機能レベルで敏感にとらえることができると期待される。

2014/08/29

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