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【教員提案型連携研究プロジェクト】こころ観の研究(『こころ観』領域)

【平成27年度 教員提案型連携研究プロジェクト】こころ観の研究(『こころ観』領域)
研究代表者
鎌田 東二  京都大学こころの未来研究センター 教授 
連携研究員
鶴岡 賀雄  東京大学大学院人文社会系研究科 教授
町田 宗鳳  広島大学大学院総合科学研究科  教授
島薗 進   上智大学グリーフケア研究所 所長 
棚次 正和  京都府立医科大学 名誉教授
津城 寛文  筑波大学人文社会学研究科 教授
斎木 潤   京都大学人間・環境学研究科 教授
李 金灯(アルタンジョラー) 京都大学大学院・人間・環境学研究科博士課程
魚川 祐司  僧侶
センター参画
門前 斐紀   京都大学こころの未来研究センター 非常勤研究員
 
                                   (教員提案型)
20世紀末、21世紀は「こころの時代」になると期待された。だが現実には、2015年現在、未来社会へのグランドデザインは描けず、「こころの荒廃」が社会問題となっている。これまで鎌田研究室では、「こころの荒廃」から抜け出ていくための方法としての宗教的リソース(技術と知恵)に着目し、その学術的・社会的な可能性を開くことを目的とし、「身心変容技法」の諸相を明らかにしてきた。2013年度までは、神秘思想における瞑想、仏教における止観や禅や密教の瞑想、修験道の奥駆けや峰入り、滝行、合気道や気功や太極拳などの各種武道・芸道等々、さまざまな「身心変容技法」の諸相(特色)と構造(文法)を明らかにし、神経科学的手法、フィールド調査を導入し、文献研究と実証的研究を有機的に連関させながら、各々の宗教的伝統における根源的な「こころの変容」を解明してきた。2015年度は、これまで行なってきた「こころ」観研究を総括するとともに、「負の感情処理」の問題についても総括していく。その上で、現代を生きる個人が活力を掘り起こしながら生き抜いていくことに資する研究成果を社会発信することを目指す。

2015/04/24

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