【教員提案型連携研究プロジェクト】こころとモノをつなぐワザの研究―伝統芸能・武道における心技体の研究を中心に(『こころ観』領域)
【平成27年度 教員提案型連携研究プロジェクト】こころとモノをつなぐワザの研究―伝統芸能・武道における心技体の研究を中心に(『こころ観』領域)
研究代表者
鎌田 東二 京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
梅原 賢一郎 京都造形芸術大学 教授
西平 直 京都大学教育学研究科 教授
藤井 秀雪 京都造形芸術大学 教授
矢野 智司 京都大学教育学研究科 教授
井上 ウィマラ 高野山大学 教授
佐久間 庸和 九州国際大学 客員教授
大重 潤一郎 NPO法人沖縄映像文化研究所 理事長
倉島 哲 関西学院大学 教授
須藤 義人 沖縄大学こども学科 准教授
金 香淑 元目白大学 准教授
奥井 遼 ルーアン大学 日本学術振興会海外特別研究員
センター参画
門前 斐紀 京都大学こころの未来研究センター 非常勤研究員
(教員提案型)
身体的実践の現場には、祈り・祭り・元服・洗礼・灌頂などの伝統的宗教儀礼、瞑想・イニシエーションや武道・武術・体術などの修行やスポーツのトレーニング、歌・合唱・ 舞踊などの芸術や芸能、治療・セラピー・ケア、教育プログラムなど、様々なワザが継承されている。本研究では、伝統的な身体的実践の現場に蓄積されているワザの観察・分析を通して、21世紀の「心の平安」をデザインしていく際の実践的かつ具体的な示唆を与え、人間関係の改善や健康回復にも寄与する健康およびQOLを高めるよりよく生きるワザを探っていく。「知識偏重」という批判がしばしば向けられる今日の教育問題を突破する糸口をもたらすことになるだけでなく、「身心の荒廃」が様々な局面で社会問題となっている時代状況に対する突破口を開くことになるだろう。
2015/04/24