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【教員提案型連携研究プロジェクト】大人の発達障害への心理療法的アプローチ (『発達障害』領域)

【平成27年度 教員提案型連携研究プロジェクト】大人の発達障害への心理療法的アプローチ (『発達障害』領域)
研究代表者
畑中 千紘  京都大学こころの未来研究センター 特定助教(上廣こころ学研究部門)
連携研究員
田中 康裕  京都大学教育学研究科 准教授
十一 元三  京都大学医学研究科 教授
黒川 嘉子  奈良女子大学生活環境学部臨床心理学コース 准教授
高嶋 雄介  天理大学 講師
竹中 菜苗   大阪大学保健センター学生相談室 助教
長谷川 千紘 京都文教大学 講師
井芹 聖文  京都文教大学心理臨床センター 専任研究員
共同研究員
神代 末人  京都大学大学院教育学研究科 大学院生
長谷川 藍  京都大学大学院教育学研究科 大学院生
皆本 麻美  京都大学大学院教育学研究科 大学院生
田附 紘平  京都大学大学院教育学研究科 大学院生
松波 美里  京都大学大学院教育学研究科 大学院生
粉川 尚枝  京都大学大学院教育学研究科 大学院生
鈴木 優佳  京都大学大学院教育学研究科 大学院生
岡部 由茉  京都大学大学院教育学研究科 大学院生
センター参画
河合 俊雄  京都大学こころの未来研究センター 教授
梅村 高太郎 京都大学こころの未来研究センター 特定研究員
小木曽 由佳 京都大学こころの未来研究センター 日本学術振興会特別研究員PD
                                    (教員提案型)
2000年代において発達障害への社会的関心は高まり、心理療法の現場でもそれへの対応が迫られることは未だ非常に多い。このような人たちへの心理療法においては、従来とは異なる見方やアプローチが求められることが明らかにされ、本プロジェクトでも継続的に検討を重ねてきた。発達障害が一種の流行をみせているといっても、2000年代に入って15年がたとうとしている昨今では、このような現状も少しずつ変化を見せ始めている。大局的にみれば10~20年ごとに変化をみせてきたこれまでの日本の精神病理学的流行の変遷を踏まえれば、現代を生きる人々のこころはこの10年でも徐々に変化しつつあると考えられる。「発達障害」に関しても、これまでの研究を継続しつつも、それらに囚われることなく、臨床的に現在の様相を捉え、理解とアプローチについて検討することを目的とする。
具体的には1. 発達障害をどのように理解するか(発達障害概念についての臨床的理解と理論構築)、2. 発達障害をどのように見立てるか(アセスメント方法の精緻化・理論化)、3. 発達障害にどのようにアプローチするか(有効な心理療法的方法論の検討)という3つの柱を立てて研究を進める。日々、社会とともに変わりつつあるこころの特性を捉え、その理解と対応の枠組みを発信して発達障害と社会との共存の道を探ると共に、広く知られる反面で狭く限定されがちな発達障害への理解を本質的なものにするための知見を社会に示したいと考えている。

2015/04/24

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