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【教員提案型連携研究プロジェクト】出生をめぐる医療と倫理 (『現代の生き方』領域)

【平成27年度 教員提案型連携研究プロジェクト】出生をめぐる医療と倫理 (『現代の生き方』領域)
研究代表者
カール・ベッカー  京都大学こころの未来研究センター 教授
共同研究員
澤井 努   京都大学iPS細胞研究所上廣倫理研究部門 研究員
赤塚 京子  京都大学人間環境学研究科 日本学術振興会特別研究員
                    (教員提案型)
生殖補助医療技術の進歩および幹細胞研究の進歩に伴い、生殖に関連する倫理的問題が注目されるようになっている。本研究プロジェクトは、文献研究および調査研究のそれぞれの観点から出生をめぐる倫理を広く考えることによって、現在か将来的に直面する、生殖に関わる倫理的問題の議論の方向性を示唆したい。
生殖に関する倫理的問題を考えていく上では、倫理学的な検討のみならず、現場や市民の視点の検討も重要である。なぜなら、倫理的に許容されうる価値観が必ずしも現状の人々の価値観と一致するとは限らず、その逆もまた然りだからである。たとえ何らかの生殖補助技術の利用が倫理的に正当化できたとしても、その生殖補助技術の利用に対して、現実社会が違う価値観を抱く事が容易に想像できる。こういった倫理的な判断と現状との乖離に目を向けながら、現実的な解決の提案まで考慮したい。

2015/04/24

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