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【教員提案型連携研究プロジェクト】発達障害の学習支援・コミュニケーション支援 (『発達障害』領域)

【平成28年度 教員提案型連携研究プロジェクト】発達障害の学習支援・コミュニケーション支援 (『発達障害』領域)
研究代表者
吉川 左紀子 京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
正高 信男  京都大学霊長類研究所 教授
船橋 新太郎 京都大学 名誉教授
船曳 康子  京都大学大学院人間・環境学研究科 准教授
後藤 幸織  京都大学霊長類研究所 准教授
長岡 千賀  追手門学院大学経営学部マーケティング学科 准教授
常深 浩平  いわき短期大学幼児教育科 専任講師
伊藤 祐康   滋賀医科大学 精神医学講座 特任助教
小川 詩乃   京都大学大学院人間・環境学研究科 日本学術振興会特別研究員PD
田村 綾菜  愛知県心身障害者コロニー発達障害研究所・リサーチレジェンド
共同研究員
柴田 柚香 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻 大学院生
                                    (教員提案型)
発達障害の子ども達は、学習やコミュニケーションに問題を抱えることが多く、特別な支援を必要としているが、未だ支援方法は確立されていない。発達障害は同じ診断名であっても個人差が大きいことから、診断名から指導・支援方法が導かれるというものではなく、診断基準に満たなくても支援を要することがある。また実際には元来の障害特性だけではなく、本来抱えている困難さとは別の二次的な情緒や行動の問題、さらにそこから派生した別の症状・障害と併存していることが多いことから、障害特性そのものが見えにくいケースも多い。このため、指導者・支援者側が、「一面的な捉え方」ではなく「多面的な特性把握」をしていくことが、発達障害の対応・支援において重要だと考えられる。
本研究では、発達障害の子どもを対象に「多面的な特性把握」をしながら継続的な学習支援・コミュニケーション支援を実践として行い、発達障害の認知的特性を実験的に検討する基礎研究を行う。また基礎研究の結果から支援内容を見直し、より体系的な支援の構築を目指す。さらに、支援や実験の内容から判明した子どもの特性を保護者に伝えることで、保護者の子ども理解の促進を試みる。これらの研究による成果により特別支援教育への貢献が期待される。

2016/04/20

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