【平成29年度 一般公募型連携研究プロジェクト】甲状腺疾患におけるこころの働きとケア　（からだ）

【平成29年度 一般公募型連携研究プロジェクト】甲状腺疾患におけるこころの働きとケア　（からだ）
研究代表者
長谷川　千紘　島根大学人間科学部　講師
連携研究員
田中　美香　隈病院カウンセリングセンター　臨床心理士
金山　由美　京都文教大学臨床心理学部　教授
桑原　晴子　岡山大学大学院教育学研究科　講師
深尾　篤嗣　茨木市保健医療センター　所長
センター受け入れ教員
河合　俊雄　京都大学こころの未来研究センター　教授
センター参画
畑中　千紘　　京都大学こころの未来研究センター　特定助教（上廣倫理財団寄付研究部門）
梅村　高太郎　京都大学こころの未来研究センター　特定研究員
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（一般公募型）
　代表的な内分泌・代謝系疾患である甲状腺疾患は，古くから情緒不安や感情変化など精神症状を伴うケースが報告され，こころの働きとも関連の深いことが示唆されてきた。本プロジェクトは，このような流れを受けて甲状腺疾患専門病院に設置されたカウンセリングセンターでの心理臨床を基盤にするものである。心理アセスメントによる基礎研究と心理療法の事例検討の二つの方向から，甲状腺疾患に見られるこころの働きを多面的に検討し，より良い心身のケアのあり方を探ることを目的とする。
　H29年度は，古くから心身相関の可能性が指摘されるバセドウ病を対象とし，実際の身体治療の経過に従って，１）バセドウ病の長期的治療予後に心理的特性がどのように影響しているのか，また２）心理的特性はどのように変化していくのか，について調査研究を行う。

2017/05/08