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【平成29年度 教員提案型連携研究プロジェクト】文化・歴史的観点からのこころの豊かさ比較研究
(生き方)

【平成29年度 教員提案型連携研究プロジェクト】文化・歴史的観点からのこころの豊かさ比較研究 (生き方)
研究代表者
河合 俊雄 京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
奥井 遼 パリ第4大学・日本学術振興会海外特別研究員
センター参画
広井 良典  京都大学こころの未来研究センター 教授(上廣倫理財団寄付研究部門・兼任)
内田 由紀子 京都大学こころの未来研究センター 准教授
 
                     (教員提案型)
近代以降、物質的な豊かさが追及されていく中で、対概念である精神的な豊かさについてもその重要性が認識されるようになってきた。とりわけわが国においては、東日本大震災を経て、科学技術や経済など物質的側面に対する過剰かつ盲目的な信仰への反省(或いは反動)から、人々の絆やこころの豊かさについて再び注目が集まっている。しかし、こころの豊かさとは何であるかという問いに対して明確な回答がなされているとは言いがたい。そもそも、「こころ」という概念は、地域や時代によって異なるものであるから、「こころの豊かさ」という概念も当然、文脈に応じて揺れ動くものである。
そこで、本研究プロジェクトでは、「こころの豊かさ」を一面的に定義・理解するのではなく、個人、地域、文化、時代ごとに異なる「こころの豊かさ」を、複数の学術領域から多面的・多角的に分析を行うことを目的とする。
 「こころの豊かさ」が何かということが明瞭になっていけば、「こころの豊かさ」を実現するための取り組みについても、より効果的に推進していくことが可能となるであろう。また、「こころの豊かさ」という概念を起点として、地域・世代を超えて共有されている価値観の共通性、ならびに地域・世代毎に異なる価値観の特殊性の両面を理解することで、異文化・異世代理解にも繋がっていくことが期待される。

2017/05/08

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