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『水木しげる漫画大全集 神秘家列伝(上)』に鎌田教授の解説が掲載されました

1404kamata_mizuki.png 漫画家・水木しげる氏の作品を完全収録した大全集の一冊『水木しげる漫画大全集 神秘家列伝(上)』(講談社/2014年4月3日発行)に、鎌田東二教授の解説が掲載されました。解説では、鎌田教授自身が日常で水木しげる作品の霊性とその一族の世界に接しているエピソードや、本書に収録されたスウェーデンボルグ、ミラレパ、マカンダル、明恵、安倍晴明、長南年恵ら6人の神秘家それぞれについての作品を読み解くポイントが紹介されています。


「◎解説 わたしは日常的に、水木しげるさんとその一族の世界に接している」鎌田東二(宗教学者・民俗学者・神道ソングライター)


 わたしの研究室の窓際に水木しげるさん発案の「谷蟆(たにぐく)」の人形が置いてある。タニグクとは『古事記』の出雲神話に出てくるヒキガエルのことで、スクナヒコナのことはクエビコに聞けと諭す媒介者の役割を果たしている。そのタニグクが全身緑色で、しかも赤フンドシをしていて(わたしはフンドシも緑だが)、わたしそっくりだと評判なのだ。
 研究室は二階にあり、駐車場を隔ててすぐ南には京都大学病院精神科の病棟と研究室がある。シャッターを開けていると外からもタニグクの姿がよく見える。これは島根県美保神社の近くの出身の方からのプレゼントである。二〇〇〇年の夏、水木しげるさんを招いて美保でトークセッションを行った時に地元の人が見つけてくれたのだった。そのタニグクがわたしの研究室(国)を「霊的防衛(国防)」してくれていることになる。(中略)
 そんなわけで、わたしは日常的に水木しげるさんとその一族の世界に接しているのだ。
 さて、本書は、その水木しげるさんが世界中の「神秘家」を探訪するという、「神界(探訪者)のフィールドワーク」漫画である(わたしも同名の著作を書いたことがある)。


(解説より)


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