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内田准教授の論考が『人間生活工学』に掲載されました

1409uchida_ningenkogaku.png 内田由紀子准教授の論考が一般社団法人人間生活工学研究センター(HQL)の発行する『人間生活工学』Vol.15 No.2(42巻/2014年9月発行)に掲載されました。論考は「特別寄稿」として巻頭に掲載され、内田准教授は「日本の「幸福」を考える」というタイトルで、文化・社会心理学者として取り組んできた幸福感の文化比較研究や幸福度指標をめぐる各国や日本の動き、国民総幸福の理念を提唱するブータンの特徴などを解説しています。


日本の「幸福」を考える ー 内田由紀子 京都大学こころの未来研究センター


1. はじめに:幸福の文化差
 私たちにとって幸福とはどういうものだろうか. 生活の充実, 良い人間関係, やりがいのある仕事, 健康でいることなど, 様々なことが思い浮かぶ. もちろん全てがそろっていれば言うことはないが, 人生はそううまくいくことばかりでもない. いったい人々の日々日常の充足とはどこから得られるのだろうか.
 日本が高度成長期に生活の充足と経済発展を求めたのは「日々の幸せ」と「人生の充実」を得るために違いないが, 一方で私たちの生活を豊かにしてくれているものが何もない時代にもきちんと幸福は存在していた. 考えてみれば幸せはとても不思議な概念である.


2. 文化と幸福
 私がはじめに着手したのは文化心理学の立場による比較研究で, 日米において「幸せな人はどのような人か, そこには文化差があるのだろうか?」というものと, 「幸せの意味は文化によって異なるか?」という, 二つのラインの実証研究であった.


(論考より)


「人間生活工学」 Vol.15 No.2 | 一般社団法人 人間生活工学研究センター(HQL) (目次など詳細が掲載されています)