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広井教授の論文が収められた書籍『21世紀の豊かさ』が出版されました

 広井良典教授の論文が収められた中野佳裕編訳・ジャン=ルイ・ラヴィル、ホセ・ルイス・コラッジオ編『21世紀の豊かさ――経済を変え、真の民主主義を創るために』(コモンズ)が出版されました。


 本書は、ラテンアメリカ、ヨーロッパ・北米、日本から各4名の計12名の研究者の論文を収録したもので、スペイン語版〔ラテンアメリカ版〕、フランス語版に次ぐ日本オリジナル編集版です。経済成長至上主義を批判的に乗り越えるとともに、「共=コモンズ」の領域の再構築を通じた21世紀型の豊かさを幅広い視点から構想する内容となっています。広井教授はこのうち第9章「「脱成長の福祉国家」は可能か――ポスト資本主義とコミュニティ経済」を執筆しています。



1611hiroi_21th.png『21世紀の豊かさ――経済を変え、真の民主主義を創るために』
編集・訳:中野佳裕
編集:ジャン=ルイ・ラヴィル、ホセ・ルイス・コラッジオ
出版社: コモンズ(2016年10月)
判型:四六判/420ページ
定価:3,300円+税
ISBN-10:4861871379
ISBN-13:978-4861871375


<内容紹介>
経済成長至上主義への根底的批判と、共=コモンズの再構築を通じた21世紀型の豊かさの構想。南米・ヨーロッパ・米国・日本の精鋭12名が各地の社会運動を踏まえながら、オルタナティブな経済・政治・社会への道筋を多角的に展開。


<目次>
序 章 二一世紀の豊かさと解放──北と南の対話へ向けて 中野佳裕
第Ⅰ部 ブエン・ビビールと関係性中心の哲学――ラテンアメリカの革新
 第1章 開発批判から〈もうひとつの経済〉の考察へ――多元世界、関係性中心の思想 アルトゥロ・エスコバル
 訳者解説 ラクラウ理論の読解のために 中野佳裕
 第2章 政治的構築の論理と大衆アイデンティティ エルネスト・ラクラウ
 第3章 ラテンアメリカにおける国家の再建 ボアベンチュラ・デ・ソウサ・サントス
 第4章 発展に対するオルタナティブとしてのブエン・ビビール――周辺の周辺からの省察 アルベルト・アコスタ
第Ⅱ部 社会民主主義の隘路から抜け出す――ヨーロッパ・北米の挑戦
 第5章 ヨーロッパの左派――その歴史と理論を振り返る ジャン=ルイ・ラヴィル
 第6章 生態学的カオスの脅威と解放のプロジェクト ジュヌヴィエーヴ・アザム
 第7章 生産力至上主義との決別、解放の条件 フロランス・ジャニ=カトリス
 第8章 社会のすべてが商品となるのだろうか?
  ――資本主義の危機に関するポスト・ポランニー的省察 ナンシー・フレイザー
第Ⅲ部 コミュニティの再構築を目指して――日本の課題
 第9章 「脱成長の福祉国家」は可能か――ポスト資本主義とコミュニティ経済 広井良典
 第10章 コミュニティの社会学から社会史へ 吉原直樹
 第11章 民主政治の試練の時代──民主主義の再生のために 千葉眞
 第12章 〈南型知〉としての地域主義──コモンズ論と共通感覚論が出会う場所で 中野佳裕
あとがき


(書籍情報より)


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