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広井教授が共編者を務め、センターの研究者らが執筆を務めた『2100年へのパラダイムシフト』が刊行されました

1703hiroi_2100.png 広井良典教授が共編者の『2100年へのパラダイムシフト』が作品社より2017年2月に刊行されました。


 本書は、2100年を基本的な視野に入れて、これからの世界や人間のありようを幅広い角度から探究するもので、2013-14年に毎日新聞文化面に連載された企画記事がベースとなっており、それを再編・増補したものです。「国家と紛争の行方」「脱〈成長〉への道」「〈核〉と人類」「新しい倫理」「変貌する学と美」という5部構成で、文理にわたる多様な分野の約50名の研究者等が寄稿しています。


 広井教授が冒頭の「総論 超長期の歴史把握と現在――2100年を考える」を執筆しているほか、センターからは佐伯啓思特任教授、河合俊雄教授、内田由紀子熊谷誠慈阿部修士の各准教授が寄稿しています。


『2100年へのパラダイム・シフト ー日本の代表的知性50人が、世界/日本の大変動を見通す』
編集:広井良典、大井浩一
出版社:作品社 (2017/2/25)
価格:1,800円+税
単行本:224ページ
ISBN-10: 4861825970
ISBN-13: 978-4861825972


○目次
総論 超長期の歴史把握と現在ー2100年を考える 広井良典
第Ⅰ部 国家と紛争の行方
[討議]21世紀の世界システムとは? 田中明彦 x 広井良典
論考:村田晃嗣、園田茂人、遠藤乾、酒井啓子、西谷修、西崎文子、原田泉、水島司、三宅芳夫
第Ⅱ部  脱〈成長〉への道
[討議]豊かさの変質と定常化 神野直彦 x 広井良典
論考:佐伯啓思、中野佳裕、セルジュ・ラトゥーシュ、内田由起子、熊谷誠慈、玄田有史、水野和夫、渡辺靖、西川潤、田中洋子、青木保、広井良典
第Ⅲ部 〈核〉と人類
[討議]21世紀世界と〈核〉 加藤尚武 x 広井良典
論考:梅本哲也、武田徹、藤垣裕子、米本昌平、吉岡斉、加藤哲郎
第Ⅳ部 新しい倫理
[討議]変容の時代における倫理 伊東俊太郎 x 広井良典
論考:橋爪大三郎、阿部修士、西垣通、西研、吉原直樹、松原隆一郎、鶴見太郎、河合俊雄、広井良典、中村桂子
第Ⅴ部 変貌する学と美
[討議]大停滞後の文明と知識・教育・芸術 山崎正和 x 広井良典
論考:中島琢磨、管啓次郎、佐藤卓巳、黒川創、猪木武徳、建畠哲、三浦雅士
あとがき 大井浩一
編者紹介


総論ー2100年を考える 超長期の歴史把握と現在 広井良典
 本書は、「2100年」を基本的な視野において、おれからの世界や人間のありようを幅広い角度から探究するものである。
 それは言い換えれば、トランプ現象、イギリスEU離脱、各地で頻発するテロ・民族紛争、中国・インドそしてアフリカの台頭......等々といった個々の事象の根底にある潮流を明らかにし、2100年に向けた超長期の歴史の展望を探る試みでもある。(中略)


 ところで、本書は通常の意味での"未来予測"の本ではない。つまり、2100年における新たな科学・技術の個別の姿とか、国際情勢とか、地球環境をめぐる状況等々を細かく分析し予測すること自体を目的とするものではなくーそうした内容に関連する記述もある程度含まれるがー、むしろそうした現象の底流にある、大きな次元での思想や観念、人間の行動様式や社会の構造変化等に注目し、その未来を(2100年という時点を導きの糸としつつ)展望するという内容のものである。
 しかしながら他方、「2100年」という時点における世界や人間のありようを考えるとき、ある程度の正確さをもって「予測」できるものがある。
 それはまず「人口」に関する予測である。......


(「はじめにー2100年を考えることの意味」より)


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