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京大附置研・センターシンポジウムで吉岡教授が講演。読売新聞に掲載されました

 2017年3月11日、京都大学附置研究所・センターシンポジウム「京都からの挑戦 -地球社会の調和ある共存に向けて」が金沢市の石川県文教会館で開催されました。
 当日は7名の研究者らがそれぞれの研究成果を紹介。センターからは吉岡洋教授が「芸術とはどんな〈出来事〉なのか?」という演題で講演しました。また、山極壽一総長らが登壇したパネルディスカッションのコーディネーターを吉川左紀子センター長が務めました。


 当日の模様は、3月31日付の読売新聞に大きく見開きで紹介されました。下記リンク先の京都大学のウェブサイトでも詳しい報告記事と写真をご覧いただけます。


第12回京都大学附置研究所・センターシンポジウム/京都大学金沢講演会を開催しました | 京都大学


1704yoshioka_fuchiken.png京都からの挑戦 -地球社会の調和ある共存に向けて


人間活動の多くが作品 吉岡洋 こころの未来研究センター特定教授


 「美学芸術学」という、少し聞き慣れない研究分野を通して、哲学的に芸術作品と向き合ってきた。
 美学とは、人間が何かを直接感じる能力の研究だ。私たちの直感は、実際は知識や経験などの影響を大きく受けている。花壇で目にしたミミズに驚くのはその役割を理解していないからで、生物学的にミミズを学べば「かわいい」という直感が生まれるかもしれない。
 本当の意味で物事を直感的に感じるには、既存の概念から解き放たれる必要がある。異なる時代や文化の価値観を学び、感じる能力を高めることが重要だ。
 直感的な美によって見いだされる、何の役に立つか分からないものが芸術だ。私たちは多くの存在に意味を求めがちだが、そうした常識的とされていることが実は非常に不自由だということに触れさせるきっかけになるのが芸術だと思う。....


(2017.3.31 読売新聞朝刊)