1. top
  2. ニュース
  3. セミナー・研究会
  4. こころの科学集中レクチャーが開催されました

こころの科学集中レクチャーが開催されました

「2012年度こころの科学集中レクチャー こころの社会会生態学的アプローチと脳神経科学からの挑戦」が、2013年3月1日縲鰀3日、稲盛財団記念館中会議室・大会議室で開催されました。
lecture2012.jpg
▽日時:2013年3月1日(金)、2日(土)、3日(日)
▽場所 :京都大学稲盛財団記念館 3階 中会議室・大会議室
▽主催:京都大学こころの未来研究センター 「こころ学創生:教育プロジェクト」
▽講師:山岸俊男(玉川大学脳科学研究所脳科学研究センター教授/社会心理学、実験心理学)、北山忍(ミシガン大学 心理学部教授 文化・認識プログラム所長/専門:文化心理学、文化神経科学)、大石繁宏(バージニア大学 心理学部教授/社会心理学、人格心理学、幸福感)
▽プログラム:
3月1日(金)
10時~12時45分:講義1+ディスカッション「文化脳神経科学概説」(北山)
14時15分~17時:講義2+ディスカッション「文化と選択の正当化」(北山)  
3月2日(土)
10時~12時45分:講義3+ディスカッション「社会生態学的心理学とは何か?」(大石)
14時15分~17時:講義4+ディスカッション「幸せ:社会生態学的考察」(大石)
3月3日(日)
10時~12時30分:講義5+ディスカッション「偏狭な利他主義:社会的ニッチ構築アプローチ」(山岸)
午後のプログラムは特定領域研究「実験社会科学-実験が切り開く21世紀の社会科学-」文化班によるシンポジウムとの共同開催
13時30分~14時30分:講義6「社会秩序と文化:社会的ニッチ構築アプローチ」(山岸)
14時30分~15時30分:講演 Steven J. Heine (University of British Columbia) “Positive Self-Views, East and West”
15時45分~16時15分:講演 石井敬子(神戸大学)「文化的価値の維持と個人の選好」
16時15分~16時45分:講演 内田由紀子(京都大学)「グローバル化する日本における幸福」
17時~18時 ディスカッション
※休憩時間の記載は割愛
P3013856.JPG こころの科学集中レクチャーは、2009年度から4度目の開催となります。3人の講師陣による講義が3日間に渡って繰り広げられ、参加者とのディスカッションに加え、講師同士が徹底的に議論を行なうスタイルで、毎回、学内および学外の研究者や学生が数多く参加しています。
 今年は「こころの謎-社会生態学的アプローチと脳神経科学からの挑戦」をテーマに、社会科学の最前線で活躍する山岸俊男玉川大学脳科学研究所脳科学研究センター教授、北山忍ミシガン大学心理学部教授(こころの未来研究センター特任教授)、大石繁宏バージニア大学心理学部教授が講師を務めました。
 第1日目に登壇した北山教授は「文化脳神経科学概説」(講義1)、「文化と選択の正当化」(講義2)、第2日目の大石教授は「社会生態学的心理学とは何か?」(講義3)、「幸せ:社会生態学的考察」(講義4)、第3日目の山岸教授は「偏狭な利他主義:社会的ニッチ構築アプローチ」(講義5)「社会秩序と文化:社会的ニッチ構築アプローチ」(講義6)の演題でそれぞれレクチャーを行ないました。講義ごとに質疑応答、ディスカッションの時間が設けられ、受講生(京都大学の学部生・大学院生ならびに学内外の研究者・大学院生)40名との活発な議論が繰り広げられました。
 3日目の午後からは、特定領域研究「実験社会科学-実験が切り開く21世紀の社会科学-」文化班によるシンポジウムとの共同開催で公開プログラムが行なわれ、スティーヴ・ハイネ(Steven J. Heine)ブリティッシュコロンビア大学教授、石井敬子神戸大学大学院人文学研究科准教授、内田由紀子こころの未来研究センター准教授らが講演。3日間の講師全員によるディスカッションで締めくくりました。

■受講者の感想(京都大学の学部生・大学院生のコメントより抜粋)
・「3人の先生方それぞれのアプローチの違い、その重要性がよく分かりました。 また、その中で接点らしきものもあり、分野の歴史的な流れを見てもとても面白かったです。 研究内容にとどまらず、それぞれの研究者のスピリットのようなものも端々に見ることができました。」(大学院・心理学)
・「人間の脳や心や行動が、人間をとりまく環境から影響を受けて変化していき、一方で人間の脳や心や行動が環境を変化させていくという現象を様々な観点から聞かせていただき、新たな視野がどんどん開かれていきました。」(学部生・心理学)
・「社会(文化)心理の研究に接する機会があまりなかったため、マクロな視点へピントを合わせることが非常に大変でした。その分非常に新鮮で、たとえば大石先生の社会生態心理学のモデルから見たとき、自分が普段考えている発達の問題などはどのように位置づくのか、また自分が今の研究を続けていくことで、逆にどのようなことが提言していけるのか、ものすごくブレインストーミングになりました。」(大学院生)
・「非常に楽しい3日間でした。大学で授業を受けているだけではわからない、様々な分野の研究と先生方の研究に対するアプローチや想いなどを聞くことが出来、自分自身がこれから考えていく中でも非常にためになるお話でした。」(学部生)
・「3日間のレクチャー、非常に刺激的でおもしろかったです。 【北山先生】脳指標には以前から興味があったのですが、今回のレクチャーで行動指標で出ない効果が見られるという事実を知って、さらに興味がわきました。今後は音楽経験を用いて、脳指標との関連を調査できるように勉強したいと思いました。【大石先生】マクロなレベルでのデータをたくさん提示していただけて、自らの興味・ 関心を再確認・相対化できたように思いました。マイクロな集団の集合として、マクロ な関係を予測したりはできないのかと考えたりしました。【山岸先生】制度アプローチや社会的ニッチ構築には、とても関心があり、今回のレクチャーを通して、『本音』と『建前』という二面性について着想を得ました。」(学部生)

130301kitayama.png 130301yamagishi.png
130301oishi.png 130301uchida.png
130301heine.png 130301ishii.png
130301abe.png 130301discuss.png
1303shuchu-all.png

2013/04/02

これまでのニュース
年別リスト

2018年

2017年

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

2011年

2010年

2009年

2008年

2007年

PAGE TOP