平成30年度開講科目

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全学共通科目・学部提供科目

心理学I

担当者 小村豊、内田由紀子、佐藤弥 提供部局 全学共通科目 対象 全学学生 開講 前期 金曜 3限

内容 心理学は人の心の働きや成り立ちを科学的に理解する学問である。本講義は、現代の最先端の心理学の知見、およびその背景となる基礎知識を学ぶことを目的としている。我々人間の心は複雑である。ゆえに、心理学の研究対象は広く、研究手法も多様である。本授業では、特に人間の心の基礎的な側面に着目し、知覚、学習、記憶、認知、注意、言語、思考などの心の機能、およびこれら心の機能を実現する脳、ならびにその進化と発達、社会や文化との関連をとりあげる。本講義は、京都大学・心の先端研究ユニット(京都大学心理学連合)に所属する教員が、それぞれの専門領域に基づいて概論講義を行う。

心理学I

担当者 阿部修士,上田祥行,小村豊 提供部局 全学共通科目 対象 全学学生 開講 前期 月曜2限

内容 心理学は19世紀後半、科学的な手法によって実証的に心を解明することを目指して生まれた学問である。心理学では主に、実験や調査によって客観的なデータを取得し、人間の行動の背景にある心のメカニズムの解明を目的としている。本講義では3名の教員が、主に実験的なアプローチを用いた心理学領域における基本的な知見を概説する。本講義を通じて、客観的・実証的な研究手法の理解と、心のはたらきについての基礎知識の習得を目指す。試験前の最終の講義では、討論や質疑応答を通して、講義内容についての理解を深める。

心理学Ⅱ

担当者 内田由紀子,畑中千紘,柳澤邦昭 提供部局 全学共通科目 対象 全学学生 開講 後期 水曜5限

内容 「こころ」を科学的に研究するとはどのようなことなのか。「こころ」の科学は何をめざしているのか。この講義ではこれらの問いに答えるべく社会・文化・臨床の心理学を軸に、下記の2点について概説する。(1) 社会心理学の基礎的な理論を紹介し、人の思考、感情および行動が、対人関係・集団・社会・文化から、どのような影響をうけているのか概説する。(2)臨床心理学の基本的スタンスと理論を紹介し、臨床的関係の基礎、現代における臨床的問題について概説する。
それぞれの領域を専門とする講師が概説を行う。各講義の最後に行う参加者との討論や質疑応答を通して、講義内容についての理解を深める。

超高齢社会の生活と地域

担当者 清家 理、広井良典 提供部局 全学共通科目 対象 全学学生 開講 前期 火曜4限

内容 超高齢社会を迎え、高齢者は、支援される対象から社会に貢献する対象への転換が求められている。しかし実際は、地域での居場所がない、他者とのコミュニケーション機会が少ない孤独な高齢者が多く、閉じこもりに伴う鬱病や認知症、虚弱(フレイル)のハイリスク群となっている。また多世代交流の機会も減少し、若者が高齢者に対して無関心になりがちであることも、地域社会での「孤立」「孤独」を助長している。本講義では、京都の文化や歴史性を踏まえた互助・共生や看取りのあり方を視野に入れながら、健やかに老いていくための知恵や方法の習得をめざす。そして、若い世代による共生コミュニティの企画、政策立案、運営に必要な知識やスキルの習得をめざす。

脳科学入門

担当者 小村豊 提供部局 全学共通科目 対象 主として1・2回生 開講 前期 月曜4限

内容 脳は、情報を生成し、心を司る点が、他の臓器とは異なる最大の特徴である。なぜ、モノをみることができるのかといった知覚のメカニズムから、意思決定のメカニズムまで、我々の日常生活を支えている脳の仕組みを解説していく。
現代において、脳科学の知見は、心理学・医療にとどまらず、教育・経済、人工知能に至るまで、多くの分野において、応用が期待されている。しかし一方、学問として、発展途上であることも事実である。本講義では、これまで神経科学が明らかにしてきたことを紹介し、脳の基本構造と機能を正しく理解してもらい、今後の脳科学の発展と、その学際的応用にむけて、健全な道筋をつけることを目的とする。

心理学(講義Ⅰ)

担当者 阿部修士、他 提供部局 文学部 対象 学部生 開講 通年 月曜3限

内容 この講義の目的は、実験心理学の基礎的知識から最新の研究成果を身につけることにある。多様な心理学領域から、行動の科学としての目的、問題、手法、考え方などを学ぶとともに、最新の研究成果を知ることによって実験心理学を概観する。

心理学概論

担当者 吉川 左紀子、他 提供部局 文学部、教育学部、総合人間学部 対象 学部生 開講 前期 金曜3限

内容 心理学は人の仕組みと働きを解明する学問である。本講義は,国家資格である公認心理師を目指す学生が,はじめて心理学を学ぶための科目である。その内容は,心理学のさまざまな研究分野において,心の探究がどのように進められてきたかという心理学の成り立ちと,心の基本的な仕組みと働きについて解説をする。特に人間の心の基礎的な側面に着目し,知覚,認知,学習,感情などの心の機能,およびこれら心の機能を実現する脳,ならびにその発達,社会や教育との関連をとりあげる。さらに,心の機能の個人差をもたらす人格,心の機能に関わる困難を心理学的に支援するための臨床や障害などのトピックを取り上げる。本講義は,京都大学・心の先端研究ユニット(京都大学心理学連合)に所属する教員が,それぞれの専門領域に基づいて概論講義を行う。

教育心理学講読演習

担当者 上田 祥行 提供部局 教育学部 対象 3,4回生 開講 後期 火曜3限

内容 実行機能は、日常生活のあらゆる場面に非常に深くかかわっており、心理学の興味の対象として長らく議論されてきました。実行機能はどのような役割をし、どのような脳の領域と関与しているのでしょうか。また、様々な病態や発達障害が生じたときに、どのような変化が見られるのでしょうか。本講読演習では、実行機能の研究にかかわる最先端の方法論を得るとともに、健常な人と実行機能障害を持つ人の違いを知り、実行機能が私たちの日常生活にどのような役割を果たしているかを議論することを目的とします。

現代社会論演習ⅠA・ⅠB

担当者 広井 良典 提供部局 総合人間学部・文学部・政策のための科学ユニット 対象 学部生等 開講 前期・後期 水曜3限

内容 「持続可能な福祉社会/定常型社会」という社会像を意識しつつ、ローカルからグローバルにおよぶ現代社会の諸課題について、理念・哲学と政策・社会システムの架橋、あるいは「人間についての探究」と「社会に関する構想」の総合化を重視しながら考究する。

脳と心の生物学A・B 

担当者 小村 豊 提供部局 総合人間学部 対象 2~4回生 開講 前期・後期 火曜5限

内容 心のはたらきを理解する上で有用なシステム脳科学のアプローチの習得を目指します。授業は、最新の論文や新しいトピックに関する論文紹介・解説と参加者による研究報告を交えたゼミナール形式で行います。知覚・行動から意思・意識にいたるまで、認知活動の本質的な側面を、ニューロサイエンスの視座にたって捉えます。

 認知・行動科学入門 

担当者 小村 豊、他 提供部局 総合人間学部 対象 1・2回生 開講 後期 火曜1限

内容 我々は、様々な環境に適応して行動をしている。すなわち、さまざまな刺激を認知し、それに応じて行動する。そうすると、環境がまたかわるから認知し直し、そしてまた行動する。このように認知と行動は我々の生活に常にリンクしている。この認知と行動についてさまざま視点から理解することを目的とする。

 認知・行動科学実験 I(認知科学実験)

担当者 小村 豊、他 提供部局 総合人間学部 対象 3・4回生 開講 前期 水曜4限

内容 認知科学に共通に関係する基礎的な実験手法(プログラミング,統計)や,それぞれの研究室に特異的に関係する実験手法を,少人数の実験実習を通して学ぶ。この授業を通して,各研究室で実施している卒業論文の研究をスムーズに開始できるするための実験手法の習得をめざす。

 人文科学研究方法論演習A 

担当者 清家 理 提供部局 総合人間学部 対象 3・4回生 開講 前期 水曜3限

内容 研究を遂行する上で、最も基本になるのは「研究プロトコル(研究計画書)」である。研究を進めていく「羅針盤」にもなる研究プロトコルが不明瞭なものであると、当該研究を実施する価値も不明瞭なものとなってしまう。本講義では、今後増加していく『共同研究』スタイルも体験しながら、先行研究(関連情報も含む)の検索・収集・分析、その後Research questionを立て、研究プロトコル作成をするまでの基礎作業の学習を進めていく。

 人文科学研究方法論演習B 

担当者 清家 理 提供部局 総合人間学部 対象 3・4回生 開講 後期 水曜3限

内容 研究を遂行する上で、文献研究のみならず、フィールド調査法、統計学を用いた分析も重要な研究手法である。そのため本講義では、①データ収集や調査方法の吟味と実施(特にフィールド調査法)、②得られたデータ(質的・数量的)の分析、③研究結果のまとめ、④プレゼンテーションやディスカッション手法、以上を学び、国内外の学会発表、論文作成に活用できる研究の基礎力習得をめざす。また、座学のみならず、実際に「聞き取り調査演習」(データを収集し、入力まで実施する実習)を行うことで、より座学で得た知識を体得できるようにしていく。
※本講義は、毎年1つのテーマを設定し、実際にデータ収集・解析・結果のまとめ・学会抄録作成までを一連の流れで体験していただく。(行政や医療機関との連携あり)

生命倫理学

担当者 清家 理 提供部局 総合人間学部 対象 2~4回生 開講 後期 火曜4限

内容 日本は世界に先駆け、少子高齢化社会が進行している。医療、介護領域の課題(以下、医療福祉的課題)が山積している中で、倫理行動的規範や価値判断を用いた「課題の解決策」の習得をめざす。
具体的には、以下2 点の授業目標を設定する。
(1)現代社会で発生している医療福祉的課題を多角的に分析できる手法の獲得
(2)現代社会で発生している医療福祉的課題を解決するための解決策を提案していくプロセスの理解、アクションプランの試行的提示
とりあげる事例としては、判断能力が低下した人(認知症等)の意思決定支援、インフォームド・コンセント(治療選択・自己 決定権)、Truth-Telling (告知)、新しい医療技術の開発と研究倫理を出発点として、医療4原則に基づく公平分配と既存制度の問題点であり、事例検討を実施する。また、医療倫理学を応用して何ができるのかについて探求し、事例分析など通じ、自らの考えを整理していく術の習得をめざす。以上の学習により、「知識偏重型の学習形態」から「生活応用型の学習形態」への転換をめざす。

心理学研究法

担当者 畑中 千紘、他 提供部局 文学部、総合人間学部 対象 学部生 開講 後期 金曜4限

内容 心理学を初めて学ぶ大学1回生、他の回生を対象として、心理学固有の方法論とその歴史的背景を幅広く学ぶとともに、それらの方法を使うための基本的なスキルの習得を目指す。観察法、面接法、質問紙法、実験法などの代表的な研究法を取り上げ、古典的な研究例のデモンストレーションを行うとともに、研究法の歴史などにも触れる。

研究科(大学院)提供科目

仏教学(演習)

担当者 熊谷誠慈 提供部局 文学部/大学院文学研究科 対象 文学部生/大学院文学研究科院生 開講 前期・後期 水曜4限

内容 仏滅後100年頃に、仏教教団は保守的な上座部と革新的な大衆部とに分裂したとされる。それからさらに18とも20ともいわれる様々な学派が生じるにいたった。上座部系の主要な勢力の1つに説一切有部が存在する。チベット仏教文化圏においては、説一切有部、経量部、瑜伽行唯識学派、中観派をインド仏教の四大学派とみなし、説一切有部の代表的作品をヴァスバンドゥ著Abhidharmakosa(倶舎論)とみなしている。Abhidharmakosaは、真諦や玄奘により漢訳され、7世紀には日本に伝わり倶舎宗が形成され、近代にいたるまで伝統仏教各派により基礎教学として広く学習された。したがって、Abhidharmakosaは、インドから東北アジア、東アジアに広く影響を与えた著作であるといえよう。
 本授業ではAbhidharmakosaの第一章(界品)およびその自注を精読する。同章では、人間存在の構成要素である五蘊、さらには認識の構成要素である十二処、十八界といった、仏教の基礎的な理論が説明される。同章を精読することで、とりわけ仏教の伝統的な「こころ観」について概観し理解を深めることを目標とする。
 本授業はサンスクリット語文献の精読に基づいて行うため、受講者はすでにサンスクリット語を習得していることが望ましい。さらに、チベット語訳および漢訳も適宜参照することから、チベット語および漢文についても一定の読解技術が要求される。ただし各言語でのテキストを読めない場合でも、授業中に提示する日本語訳にもとづいて、各自の専門分野の知識をバックグラウンドとして議論に加わるという形式での参加も認める。

心理学(演習)

担当者 阿部修士、他 提供部局 大学院文学研究科 対象 文学研究科院生 開講 通年 火曜3限

内容 受講者のオリジナル研究に基づく研究発表と、それを題材とした討論をおこなう。 これにより、研究発表技術の向上、討論力の向上を図るとともに、多様な視点からの議論を通して、研究の洗練と展望を支援する。

心理学(特殊講義)(神経・生理心理学)

担当者 阿部修士 提供部局 大学院文学研究科 対象 文学部生/大学院文学研究科院生 開講 前期 水曜4限

内容 本講義では前頭葉機能、記憶、情動、社会的認知を中心として、脳と認知機能の関係について基礎的知見を解説する。脳損傷患者を対象とした神経心理学的手法や、脳機能画像法についても講義を行う。エッセンスをできるだけ平易に講義することで、認知神経科学の基礎を幅広く身につけ、受講者がそれぞれの研究に活かせるようにすることを目的とする。なお各回の講義終盤では、海外の著名な研究者による講演を教材として視聴することで、発展的・建設的な思考能力の習得を目指す。

心理臨床学コロキアムI、Ⅱ

担当者 河合俊雄、内田由紀子、柳澤邦昭、他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 前期・後期 水曜3限

内容 心理臨床の研究とはどのようものであるか、具体的にそのアイデアを成果として示すとともに、「臨床の知」とはなにかということについても総括的な議論をおこなう。また、これを外部へと発信すべく、学会発表、論文投稿をすすめる。さらに、こうした議論を心理臨床実践の場へと活かしていく方途を探る。

心理臨床学研究

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 通年 月曜2限

内容 心理臨床の実践に基づき、事例研究および調査研究などの手法を用いて、各自の研究課題を探求していく。また、そのために必要な知識・態度を習得する。ここで学んだ事柄は、修士課程の学生では修士論文に、博士後期課程の学生では博士論文に結実していくことが期待される。

臨床心理実習ⅠA

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 通年 月曜3,4限

内容 京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター 心理教育相談室において、相談申込がなされた事例を実際に担当し、心理面接や心理査定等を行う。また、そのために必要な事前実習、実際のケースの担当にあたっての具体的準備をおこなう。事例担当におけるあらゆる臨床経験を通じて、心理臨床における専門家としての実践活動に必要な、知識と技能を養うことを目的とする。

臨床実践指導学実習

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 通年 月曜5限

内容 心理臨床面接を行う上で必要な考え方、具体的な知識、姿勢などについて、これまでの各自の実践と関連させて実習をおこなう。また、それをもとに臨床実践指導のあり方についても考察する。臨床心理学の初学者に実習的な事項を実践指導する上での必要な考え方、具体的な知識や姿勢について学ぶことも、授業の目的である。

インテークカンファレンス

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 通年 水曜2限

内容 京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター 心理教育相談室において、新規に受理した相談申込事例、および終了した事例についての検討を行う。修士課程院生スタッフにとっては、臨床心理士資格取得のための訓練が目的となり、すでに資格取得した者にとっては、各々の臨床実践感覚を養うことが目的となる。

臨床研究開発コロキアム

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 通年 月曜1限

内容 心理臨床学における多様な領域について、領域別に課題を設定し、その課題をめぐって実践・研究を行うことを通して、心理臨床を多面的にみる目と臨床実践感覚を養成する。その際、臨床現場の実際に直結した諸問題について、臨床心理学の観点を中心に、人格、発達、教育、認知、学習心理学等の観点も含め、心に向き合っていくための総合的な視座を研究・探究することを目指す。

心理臨床ケースカンファレンスⅡ

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 前期 水曜4,5限

内容 京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター 心理教育相談室において、院生スタッフが担当する心理臨床面接の事例について検討する。臨床力を高め、それを臨床現場に還元するとともに、臨床経験の理論化と総合的把握ができるようになることを目的とする。

ケーススーパーヴィジョンI、Ⅱ

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 前期・後期 金曜3,4限

内容 京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター 心理教育相談室において担当する事例について、個別の臨床実践指導(スーパーヴィジョン)により、個別指導を行う。これを通して、見立て、ケースマネージメント、臨床心理面接に関するさまざまな位相の知(技法を含む)を、さらに深く体得していくことが目的である。

病院実習ⅠA、B

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 前期・後期 木曜1,2限、金曜1,2限

内容 保健医療分野に加え、福祉分野・産業分野等とも関連の深い、精神科デイ・ケアや療育機関等における心理臨床実践に関する実習を中心におこなう。実習を通して、精神科領域の問題の理解と支援、心理専門職としての職責とチームアプローチ、多職種連携や地域連携についての理解を深める。

心理実践実習・教育現場実習ⅠA、B

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 前期・後期 木曜2,3,4限

内容 学校をはじめとする教育現場における心理臨床実践に関する実習をおこなう。実習を通して、学校という教育機関の目的と活動を理解した上で、教育現場における心理的・発達的な課題や問題の理解と支援、心理専門職としての職責とチームアプローチ、多職種連携や地域連携についての理解を深める。

心の健康教育に関する理論と実践

担当者 河合俊雄 他 提供部局 大学院教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 通年 集中

内容 心の健康教育に関する理論と実践について学ぶ。人間社会のさまざまな分野における、多様な心理的課題および問題への理解と、そのアプローチに必要な観点について、心理学的観点を学ぶとともに、広く他領域や他職種の観点に学ぶことで、多角的視座と専門性の探求を行う。

教育認知心理学研究A、B

担当者 吉川左紀子、他 提供部局 教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 前期・後期 金曜2限

内容 教員,院生が行っている最新の研究成果や関連領域の文献を発表し,相互に議論することを通じて各自の研究内容を深め,多様な専門領域についての幅広い知識の習得をめざす。自分の研究テーマを時間軸(過去から現在への研究の流れ)と空間軸(近隣する他の研究領域との関わり)上に位置づけ,再吟味することによって,新たな研究の方向性を見出すことが期待される。

教育認知心理学演習A、B

担当者 吉川左紀子、上田祥行 提供部局 教育学研究科 対象 教育学研究科院生  開講 前期・後期 金曜 3限

内容 院生と学部生の相互交流を軸として、学習と研究活動を行う課題演習である。博士課程の院生や研究員が班長となり、数班の研究班を構成して、各班ごとに研究テーマを設定する。各研究テーマに関心をもつ院生、学部生が班員となって研究グループを作り、班ごとに研究を進めるA(前期)、B(後期)で1つの研究を完結させる授業であり、後期の終わりに研究報告会を行う。

教育心理学講読演習 I

担当者 上田祥行 提供部局 教育学研究科 対象 教育学研究科院生 開講 後期 火曜 3限

内容 実行機能は、日常生活のあらゆる場面に非常に深くかかわっており、心理学の興味の対象として長らく議論されてきました。実行機能はどのような役割をし、どのような脳の領域と関与しているのでしょうか。また、様々な病態や発達障害が生じたときに、どのような変化が見られるのでしょうか。本講読演習では、実行機能の研究にかかわる最先端の方法論を得るとともに、健常な人と実行機能障害を持つ人の違いを知り、実行機能が私たちの日常生活にどのような役割を果たしているかを議論することを目的とします。

認知科学演習2

担当者 小村 豊 提供部局 大学院人間・環境学研究科 対象 人間・環境学研究科院生 開講 後期 水曜5限

内容 我々の日常生活のすみずみに、多彩な認知機能が及んでいることに、着眼する。 知覚・探索から意識・社会行動にいたるまで、認知活動の本質的な側面を、ニューロサイエンスの視座にたって捉える。特に、大脳皮質や皮質下領域の解剖学的・機能的関係を理解し、生理学的・計算論的アプローチから、認知メカニズムを明らかにする技法を学んでもらいたい。

認知科学演習4

担当者 内田由紀子 提供部局 大学院人間・環境学研究科 対象 人間・環境学研究科院生 開講 後期 月曜4限

内容 認知科学分野に所属する大学院生を対象とした研究方法の理論と実際を学ぶための演習である。具体的には,担当教員を指導教員とする大学院生を中心として、各自の研究テーマに関する関連する研究論文の紹介、研究計画、アイディアの検討、研究の進捗状況の検討などを行なう。自身の研究に関する発表とディスカッション、また他の大学院生の研究に関するディスカッションに積極的に関与することを通して、具体的な研究の企画、立案、解析、評価の仕方を学び、自身の研究に役立てることを目指す。

認知科学英語演習

担当者 内田由紀子 提供部局 大学院教育学研究科、人間・環境学研究科 対象 教育学研究科院生、人間・環境学研究科院生 開講 後期 木曜3限

内容 プレゼンテーション、学会発表アブストラクト作成、論文作成、英語でのディスカッションなど、 心理学・認知科学分野における英語での研究発表スキルの向上を目指す。授業は演習形式で行い、プレゼンテーションおよび論文作成の一部を実際に行ってもらう。英語のノンネイティブスピーカーが、英語で心理・認知科学系の研究発表を行う能力を高めるための演習とする。

認知・行動科学総合演習1・2

担当者 小村豊、内田由紀子、他 提供部局 人間・環境学研究科 対象 人間・環境学研究科院生 開講 前期・後期 集中講義

内容 内容認知・行動科学では、①精神的・身体的な諸機能の基本的なメカニズム、②それらの諸機能の発達過程と形成方法、③健康づくりとスポーツ運動に関する科学的原理、これらを解明していくための専門的な研究を行う。さらに、それらの成果をもとに、人類が生命・健康・発達を十分に実現していくために重要となる医療制度・健康教育システム・健康生活設計・社会システム等のよりよいあり方について総合的に研究し、実践活動を構想し展開していく。
〔認知科学分野〕では、主として視覚認知、記憶、思考、空間知覚、平衡機能、運動活動などの諸機能を、環境との相互作用において解析する。また特に、認知・言語・運動・記憶・情意の諸機能に損傷を受けた事例や、教育の現場や社会において、環境要因によって適応障害・発達障害を生じている事例を丁寧に考察することを通じて、それらの諸機能の成り立ちと形成援助の方法を探究する。
〔行動制御学分野〕では、行動制御や身体機能を、生涯にわたる時間軸と、地域から宇宙にいたる空間軸の広がりの中で考究する。また、乳幼児期から思春期・成人期に到る諸機能の発達の過程、運動行動の神経制御システム、スポーツ技能の脳科学的・生理学的なしくみの解明を目指す。さらに、各種の機能障害や免疫疾患の特徴と成り立ち、及びそれらの治療・機能回復・予防方法に関する総合的・学際的な研究を行う。
〔身体機能論分野〕では、身体の基礎生理学・病理学・発達行動学の面から、肥満・糖尿病・発達障害・精神疾患などの発症メカニズムを探求するとともに、健康に影響を及ぼしている社会的な諸問題を解明し、総合的に健康・運動生活を設計し実践していくために重要となる新たな内容・方法を創造していく。

 この総合演習では、このような研究を推進している認知・行動科学講座の修士課程の院生たちが、それぞれの立場で取り組んでいる研究成果を紹介しあい、今後の研究計画を相互に検討することによって、基礎的・総合的な研究力量の養成を図ることを目的とする。
 特に、①問題設定を練り直し、対象に必要な方法を構想し、仮説を設定してそれらを科学的に検証し、考察を深めて結論を導くとともに、今後の発展的な課題を明らかにしていくための基礎となる力量をつける。また、②問題を総合的にとらえる目を養うとともに、普遍的な諸問題の中に自己の問題を位置づけ、問題を相互連関の中で認識していく力量を養成する。

共生人間学研究Ⅰ 

担当者 内田由紀子 提供部局 大学院人間・環境学研究科 対象 人間・環境学研究科 共生人間学専攻 修士1回生 開講 通年 その他

内容 「人間相互の共生」という視点に立って、その可能性を追求するとともに、自然・社会との相関関係において人間の根源を探究する共生人間学の各研究分野の主旨をふまえ、院生の研究テーマに関連した学識をその基本から体系的に教授し、応用力を養う。

共生人間学研究Ⅱ

担当者 内田由紀子 提供部局 大学院人間・環境学研究科 対象 人間・環境学研究科共生人間学専攻 修士2回生 開講 通年 その他

内容 「人間相互の共生」という視点に立って、その可能性を追求するとともに、自然・社会との相関関係において人間の根源を探究する共生人間学の各研究分野の主旨をふまえ、院生の研究テーマに関連した最新の研究論文を参照・読解させつつ、その手法・結果について討論を行い、広い視野に立つ最新の研究方法を習熟させるとともに、研究の評価・批判の方法を修得させる。

比較認知文化論

担当者 内田由紀子 提供部局 大学院人間・環境学研究科 対象 人間・環境学研究科院生 開講 前期 水曜4限

内容 文化が私たちのこころの働きとどのようにかかわっているのかを研究する文化心理学の実証研究を取り上げ、比較文化の研究手法やその理論について学べるような内容とする。授業は講義やディスカッションにより進める。

宗教社会・心理学講義1

担当者 清家 理 提供部局 人間・環境学研究科 対象 人間・環境学研究科院生 開講 前期 金曜3限

内容 研究を遂行する上で、最も基本になるのは「研究プロトコル(研究計画書)」である。研究を進めていく「羅針盤」にもなる研究プロトコルが不明瞭なものであると、当該研究を実施する価値も不明瞭なものとなってしまう。本講義では、今後増加していく『共同研究』スタイルも体験しながら、
①社会全体や地域コミュニティ・人間心理・精神性(宗教を含む)から多角的に先行研究を検索し、Research questionを立てる
②研究プロトコル作成をする、以上の基礎作業に資する学習を進めていく。

宗教社会・心理学講義2

担当者 清家 理 提供部局 人間・環境学研究科 対象 人間・環境学研究科院生 開講 後期 火曜4限

内容 本講義で取り扱うメインの学問領域は、「医療倫理学・生命倫理学」である。日本は世界に先駆け、少子高齢化社会が進行している。医療、介護領域の課題(以下、医療福祉的課題)が山積している中で、倫理行動的規範や価値判断を用いた「課題の解決策」の習得をめざす。 具体的には、以下2 点の授業目標を設定する。
(1)現代社会で発生している医療福祉的課題を多角的に分析できる手法の獲得
(2)現代社会で発生している医療福祉的課題を解決するための解決策を提案していくプロセスの理解、アクションプランの試行的提示 とりあげる事例としては、判断能力が低下した人(認知症等)の意思決定支援、インフォームド・コンセント(治療選択・自己 決定権)、Truth-Telling (告知)、新しい医療技術の開発と研究倫理を出発点として、医療4原則に基づく公平分配と既存制度の問題点であり、事例検討を実施する。また、医療倫理学を応用して何ができるのかについて探求し、事例分析など通じ、自らの考えを整理していく術の習得をめざす。以上の学習により、「知識偏重型の学習形態」から「生活応用型の学習形態」への転換をめざす。

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