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鎌田教授のコラム「時間は『直線的循環』」が徳島新聞に掲載されました

 鎌田東二教授の連載コラムが8月5日付の徳島新聞文化面に掲載されました。今回は「時間は『直線的循環』繰り返す歴史」というテーマで、循環的時間と直線的時間という2種類の時間観念と、歴史上における時代の類似性、中世と似た現代から生ずる新たな創造的文化への期待について考察しています。

130807kamata.png「時間は『直線的循環』 繰り返す歴史 混迷の時代に文化誕生」鎌田東二 京大こころの未来研究センター教授
 時間について、古く2種類の時間観念があるといわれてきた。一つは循環的時間。回帰する時間。繰り返す時間である。たとえば、平成25年=2013年は一度かぎりではあるが、しかし、正月や桃の節句や端午の節句やお盆や菊の節句や新嘗祭などは、毎年同じ季節の同じ日に繰り返し行う。(略)
 一方で、「生老病死」もそうだが「行く河の流れは絶えずしてしかももとの水にあらず」(鴨長明「方丈記」の冒頭の一節)であり「同じ川の流れに二度つかることはできない」(ヘラクレイトス)、つまり、時間は直線的に流れて二度と回帰することはない。今はもう永遠に戻ってくることはない。(略)
 「繰り返す時間と歴史」を、私は「スパイラル史観」と呼んでいる。そして「現代神道論」(春秋社)などの幾つかの著作で、古代と近代、中世と現代がよく似ていると主張してきた。(略)
 コロコロと目まぐるしく切り替わる不安定極まりない時代に、能やお花やお茶などの芸能や芸道など世界に誇る日本を代表する文化が生まれてきた。現代も、不安定極まりない時代であるが、そのような時代にこそ、未来に通じる文化創造が間歇遺伝(かんけついでん)のように噴出するのではないだろうか。歴史をそのように直線的循環として考え、未来を切り開く力としたい。
(記事より抜粋)

鎌田教授の著書『現代神道論』書籍ページ
130807gendaishintoron.png

2013/08/05

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