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鎌田教授のコメントが読売新聞「『臨床宗教師』養成進む 東日本大震災」記事に掲載されました

 8月26日付の読売新聞夕刊7面「心」のページに掲載された記事「『臨床宗教師』養成進む 東日本大震災 広がる霊的体験の悩み」に鎌田東二教授のコメントが紹介されました。
 東日本大震災で喪失体験を抱えた被災者のなかで「幽霊を見た」といった悩みを話す人が増えているそうです。こうした人々に宗教的ケアをおこなう専門家「臨床宗教師」の養成が進んでいます。その養成プロジェクトの中心的役割にいるのが、本年7月9日にこころの未来研究センターでおこなわれた第4回震災関連シンポジウム「こころの再生に向けて」において講演をおこなった東北大学の鈴木岩弓教授です。記事では、鈴木教授による臨床宗教師育成の取り組みと共に、鎌田教授のコメントが顔写真と共に紹介されました。

IMG_0137.jpg「臨床宗教師」養成進む 東日本大震災 広がる霊的体験の悩み 東北大の鈴木教授ら 不可視の世界「話し相手に」
 震災直後から被災地で聞き取り調査を続けている鎌田東二・京都大こころの未来研究センター教授(宗教哲学)も、臨床宗教師に関心を寄せる。
「臨床心理学が、学問的アプローチを生かして当事者が抱える個別の悩みに応えているように、個人の苦しみに応える実践的な宗教学があってもいい。東北大の人材育成は、その第一歩」と評価する。
 1995年の阪神大震災ではなかった動きだが、「同年3月の地下鉄サリン事件で宗教への警戒心が高まっていたことや、神戸という大都市と、古くからの信仰が根付く東北という風土の違いが要因」とみる。
 鎌田教授は被災地で、供養や祈りが悲しみや苦悩を和らげ、神楽などの民俗行事が地域の活力を取り戻す姿を見て、宗教的儀礼の重要性を実感した。「臨床宗教師は、それぞれの信仰に基づきながら、時代が求める宗教性に向き合っていく存在となる」と話している。
(記事より抜粋)

□関連情報
第4回震災関連シンポジウム「こころの再生に向けて」レポート

2013/09/09

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