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鎌田教授のコラム「巨大防潮堤」が徳島新聞に掲載されました

 徳島新聞文化面「こころの未来 9」に鎌田東二教授のコラムが掲載されました。東日本大震災被災地で進行中の巨大防潮堤建設計画について鎌田教授はコラムで詳しく紹介。所属する地球システム・倫理学会が出した防潮堤計画への反対と見直しを求める緊急声明を引用・解説しながら、巨大防潮堤が海で暮らす人々の暮らしをどう変えるのか、将来的にどのような問題が考えられるのかを考察し、自然に対する畏怖と生態智に基づいて生きることの重要性を強調しています。

130924kamata_tokushima.png「巨大防潮堤 景観や生態系を破壊 末代まで禍根残す愚作」鎌田東二 京大こころの未来研究センター教授
「東日本大震災の後、その復旧・復興過程で、被災地海岸線に最大16メートルの高さ(最大底80メートル)の防潮堤を造ることが計画され、すでに一部着工されています。この計画と実施が、地元住民の考えや生活形態、地域のあり方、将来構想などを充分に組み込み検討することなく進められていることに多くの関係者が疑問を抱いています」
 地球システム・倫理学会(服部英二会長)が出した、巨大コンクリート防潮堤への反対と見直しを求める緊急声明だ。(中略)
「自然に対する深く慎ましい畏怖・畏敬の念に基づく、暮らしの中での鋭敏な観察と経験によって練り上げられた、自然と人工との持続可能な創造的バランス維持システムの技法と知恵」である「生態智」に基づいて生きていくよりほか、人類の未来はないのだ。
 この誤った選択に転換を迫るべきである。地球システム・倫理学会の声明はNOとSTOPの民の声だ。
「緑の防潮堤」などの代案を真剣に検討・実施すべきである。
(記事より抜粋)

地球システム・倫理学会のウェブサイト

2013/09/24

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