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発達障害と読み書き支援 (『発達障害』領域)

研究代表者
吉川左紀子 京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
正高信男 霊長類研究所・教授 比較行動科学、発達心理学 博士(人間科学)
船曳康子   京都大学医学部附属病院 精神科神経科・助教 児童精神医学・博士
共同研究員
伊藤祐康 京都大学理学研究科・大学院生
田村綾菜 京都大学教育学研究科・大学院生
福島美和 京都大学理学研究科・大学院生
小川詩乃 京都大学理学研究科・大学院生
センター参画
森崎礼子  京都大学こころの未来研究センター 助教
長岡千賀  京都大学こころの未来研究センター 研究員
発達障害児の抱える問題に対して、学習の困難さをもたらす認知的機序を基礎研究により明らかにする。その上で基礎研究のフィードバックを含みつつ、個々の発達障害児の特徴に応じた療育プログラムを開発・実施する。
本研究では
・発達障害児の認知的特性を評価する課題を実験的に検討する。
・評価課題により見えてきた各個人の認知特性に合わせたトレーニングを行う。
という2つの指針を基に行っていく。現在、発達障害において、自閉症や学習障害の認知的な機序は正確には明らかとなっていない。特に日本では読み書きにおける障害については、そのスクリーニングテストすら十分ではない。よって認知特性評価に関する基礎研究を実施し、その評価課題を検討することにより、発達障害児童の正確なアセスメントが可能となる。また評価課題によって明らかとなった認知特性に合わせた療育を行うことにより発達障害児の学習支援の効果検討を行う。これにより、体系化されたプログラムの供給と長期的展望に立った支援を提示することが可能となり、特別支援教育への方法提案が可能となる。また、PCを利用した読み書き支援ソフトを家庭にも導入し、結果をeメールで送ってもらうeラーニング的手法も実施し、その方法の評価・検討を行い、家庭での学習支援のサポート方法も検討する。

2010/04/09

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