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発達障害とその支援 (センター共催)

開催日時:2008年6月8日(日) 13:00より16:00頃まで
開催場所:京都大学大学院人間・環境学研究科棟 地下講義室 B23
(http://www.h.kyoto-u.ac.jp/access)
 アスペルガー症候群、注意欠陥/多動性障害、高機能自閉症、学習障害など、一般に発達障害と称される問題をもつ子供が増えていると言われます。このような子供達が学校や社会や家庭で幸せに暮らせるようにするにはどうしたらいいのか。今回は、学習障害をもつ子供達にユニークな方法で学習指導をしておられる河村暁さん、発達障害をもつ子供の行動特徴を一目でわかる共通のチャートで表示し、支援に役立てようと試みておられる船曳康子さんのお話を中心に考えてみたいと思います。
++++++++ プログラム ++++++++
1:00 – 1:50 「学習障害(LD)児へのワーキングメモリに配慮した教育的支援」
河村 暁 (「発達ルーム そら」代表)
学習障害(LD)のある子ども(LD児)は、記憶の機能に困難を示す場合があり、情報の一時的な保持および処理に関わるワーキングメモリの困難が見られることもしばしばあります。効果的な教育的支援を行うために、ワーキングメモリの観点は重要であると考えられます。今回はLD児におけるワーキングメモリの特性の実態とその解釈、またワーキングメモリと漢字の読み書き到達度等との関連、そしてワーキングメモリの特性を踏まえた漢字・語彙指導について述べ、LD児への具体的な支援方法を検討します。
2:00 – 2:50 「発達障害者の支援に関する課題」
船曳康子(京都大学大学院医学研究科 学振特別研究員)
近年、社会的によく知られるようになってきた「発達障害」ですが、その理解や支援には課題が残されています。例えば、気になり始めてから受診まで長い期間を要することも少なくなく、支援のための診断後も個々人に適切な支援まで試行錯誤の繰り返しではないでしょうか。これは、同じ診断名でも個人差が大きく、診断名から要支援項目を理解するのが簡単ではないことも一因していると考えられます。そこで、より早くより快適な社会生活を送れるよう願って、わかりやすい支援目的の特性チャートを提案します。
3:00 – 4:00 「総合討論」
河村 暁(「発達ルーム そら」代表)
船曳康子(京都大学大学院医学研究科 学振特別研究員)
小松晃子(京都市教育委員会総合育成課 指導主事)
茶木敬子(京都LD親の会たんぽぽ)
角野善宏(京都大学大学院教育学研究科 准教授)
司会:船橋新太郎(京都大学こころの未来研究センター)
主催:京都大学グローバルCOE『心が活きる教育のための国際的拠点』(ユニットA)
「注意のメカニズムとその障害の特徴に関する研究」プロジェクト
共催:京都大学こころの未来研究センター
連携プロジェクト「能動的注意に関わる脳内神経メカニズムの解明」

2008/05/19

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