【教員提案型連携研究プロジェクト】ストレス予防研究と教育　（『負の感情』領域）

研究代表者
カール・ベッカー　　京都大学こころの未来研究センター 教授
連携研究員
得丸定子　上越教育大学　教授
千石真理　京都大学こころの未来研究センター特定研究員
堀剛　京都大学こころの未来研究センター特定研究員
長谷川法子　京都府立朱雀高等学校　養護教諭
共同研究員
奥野元子　　京都大学人間・環境学研究科　大学院生
芦谷美留　　京都大学人間・環境学研究科　大学院生
泉谷泰行　　京都大学こころの未来研究センター　研修員　　鍼灸師・医学博士
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（教員提案型）
　ストレス過多社会と言われる現代において、人々は意識的・無意識的にストレスを抱えて生活している。ストレスの蓄積によって、様々な疾患や心身の問題が生起するが、ストレス予防・軽減対策がまだ不足していると考えられる。
　本研究は、22-23年度の瞑想によるストレス予防・軽減を行う調査研究を受け継いで、①呼吸法やイメージ法を用いたセルフワークやペアワークの実践、②ペット療法の効果、に焦点を当て、研究を進める。瞑想やペットなどの介入の前後で、生理的ストレス指標の唾液アミラーゼ測定と、精神状態変化のアンケートを行い、生理的・心理的効果を検証する。
　これらのストレス予防・軽減法の研究・実施により、精神に効果的であるとされる瞑想や補完代替医療、自己認識などの導入を行い、日本人に合った「生きがい感」を高める方策を提唱し、効果で上述の課題解決策の提示に挑戦する。

2012/06/04