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未来創成学の挑戦-ポストパンデミックと共創力ー

研究課題      未来創成学の挑戦-ポストパンデミックと共創力ー

研究代表者     村瀬雅俊    京都大学基礎物理学研究所 准教授

共同研究者     広井良典    京都大学こころの未来研究センター 教授
          西平直     京都大学大学院教育学研究科 教授
          平川佳世    京都大学大学院文学研究科 教授

21世紀に入り、科学・技術の目覚ましい発展により、超グローバル化時代を迎えた現代社会は、人間・技術・政治・経済などが 相互に絡み合う巨大な「複雑システム」と称され 、世界経済は堅実に成長を続けてきたかのように思われていた。
ところが、ここに人類の理解をはるかに超えた振る舞いを見せる 「複雑システム」の本質が隠されていた 。「複雑システム」の部分システムも 、著しい複雑性を持つ 。そのため、あるシステムの最適化が 別のシステムの脆弱性を高め、システム全体の破綻 を招く事態 が、気候変動・大規模災害 ・紛争・テロなどによって明らかになった 。そして 、新型コロナウイルスによるパンデミ ック が世 界を震撼させる事態になった。これら全てが、「複雑システム」に潜む破局 ・崩壊の危機である。
このような危機に直面する時代にこそ、「複雑システム」が持つもう一つの側面に注目する必要がある。それが、 巨大システムを支える自然 が持つ「レジリエンス」、人類に備わった「失敗からの学び」、また「答えの 出ない状況に耐える力、すなわち「ネガテイブ・ケイパビリテイ」であ る。その 本質は、些細な「崩壊」を繰り返すことで、逆説的に大規模な破局を回避し、新たな「創造」を拓く共創力にある。
この「崩壊」と「創造」は、同じ巨大な「複雑システム」の異なる側面というパラドックスの関係にある。それならば、「複雑システム」の問題創発の現象が問題理解の本質であり問題 解消の方法論として活用 できるに違いない 。本プロジェクトでは、多様な学問分野における「複雑システム」の諸問題に対して、逆説的にその創発現象を方法論として駆使して、単純法則・普遍原理・理論構築を分野横断的に共創する。

2021/06/15

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