京都こころ会議

「京都こころ会議(Kyoto Kokoro Initiative)」は、公益財団法人稲盛財団の支援を受け、2015年4月に発足した取り組みです。本会議では、多くの複雑化した問題に直面している人間の「こころ」に焦点をあて、「こころ」という日本語に含まれる広がりや深いニュアンスを大切にしながら、さまざまな視点から議論を行っています。その活動を通じて、日本の伝統文化の基底を形づくり、人間らしい生き方の源泉となってきた「こころ」についての新たな理解と、豊かな「こころ」をはぐくむ地球社会に向かうための指針を得ることを目指しています。

最新のお知らせ

第2回京都こころ会議国際シンポジウム「こころと限界状況」を開催しました

2021年10月17日、第2回京都こころ会議国際シンポジウムが、京都大学百周年時計台記念館百周年記念ホールで開催されました。公益財団法人稲盛財団からの支援を受けて2015年に発足した京都こころ会議は、これまでに「こころと歴史性」(第1回シンポジウム)、「こころの内と外」(第2回シンポジウム)、「こころと共生」(第1回国際シンポジウム)、「こころと生き方―自己とは何か」(第3回シンポジウム)、「ここ…

2021年度第4回京都こころ会議研究会が開催されました

2021年度第4回京都こころ会議研究会が開催されました

2021年9月8日(水)に、2021年度第4回京都こころ会議研究会が開催され、明治大学政治経済学部・教授の石山徳子教授が「世代を超えたトラウマと希望 アメリカ核開発と先住民族」と題した発表を行いました。研究会はオンラインで開催され、10名が参加しました。 発表では、まず、アメリカ合衆国に内在する構造として、「セトラー・コロニアリズム」と呼ばれる概念が説明されました。「セトラー・コロニアリズム」とは…

2021年度第3回京都こころ会議研究会が開催されました

2021年度第3回京都こころ会議研究会が開催されました

2021年8月18日(水)に、2021年度第3回京都こころ会議研究会が開催され、北海道大学大学院理学研究院・講師の渡邊剛先生が「サンゴ礁と地球環境変動」と題した発表を行いました。研究会はオンラインで開催され、10名が参加しました。 発表では、まず、環境汚染に敏感でありながら、様々な地球環境の変動を生き抜く耐性を持つサンゴの特性が紹介されるとともに、サンゴの生態や成長過程について解説が行われました。…

2021年度第1回京都こころ会議研究会が開催されました

2021年度第1回京都こころ会議研究会が開催されました

2021年6月9日、第1回京都こころ会議研究会が開催され、東京大学大学院人文社会系研究科在籍で日本学術振興会特別研究員PDの原塁さんが、「武満徹の霊性:関係、自然、共同体」と題した発表を行いました。 発表の前半では、1967年発表の《ノヴェンバー・ステップス》に至るまでの武満の創作が考察され、この時期の武満作品の特徴として、論理的構築を目指す西洋の音楽と非合理性を備えた東洋の音楽という二項対立、ま…

第5回京都こころ会議シンポジウム「こころとコロナ危機」の動画を公開しました

第5回京都こころ会議シンポジウム「こころとコロナ危機」の動画を公開しました

第5回京都こころ会議シンポジウム「こころとコロナ危機」(2021年2月21日(日)開催/Zoomを用いたオンライン配信)の講演動画を公開しました。 第5回シンポジウムでは、現在の世界状況におけるこころを問うべく、「こころとコロナ危機」をテーマに掲げ、コロナ危機は、こころにどのような影響を与えるのか、こころにとってどのような意味があるのかを、医学、仏教学、心理学の異なる視点から考察しました。 下記リ…

PAGE TOP