第3回こころの未来ワークショップ
◆ 第3回こころの未来ワークショップ
「日本文化とこころの行方-『こもる』ことの意味」 (2008年2月20日更新)
日時 2008年3月1日(土) 13:00~17:00
場所 京大会館 101号室
http://www.kyodaikaikan.jp/access.html
申し込み等について
申し込みは不要です。
ただし会場の都合により定員は150名、先着順とさせていただきますので
ご了承ください。受付開始は当日11時、開場は12時です。
参加費は無料です。
問い合わせ先
〒606-8501 京都市左京区吉田本町 こころの未来研究センター
Tel: 075-753-9678
e-mail: kokoro-ws@(kokoroの後はハイフン、@以降はeduc.kyoto-u.ac.jp)
第3回ワークショップ担当
ワークショップの内容
平成19年4月に設立されました「こころの未来研究センター」では、「こころ」を考えるための様々な取り組みを行っております。
第3回ワークショップでは「日本文化とこころの行方」をテーマに、現代日本の若者のこころのあり方、特に「ひきこもり」や、対人関係の問題、価値観の揺らぎなどについてとりあげてみたいと思います。
講演者は、「ひきこもりの国」(光文社, 2007)の著者である、ジャーナリストのマイケル・ジーレンジガー氏、文化心理学の第一人者で、日本の文化とこころの問題について多数の研究を行っているミシガン大学の北山忍氏、当研究センター教授で、近年の若者の自己と対人関係について詳しい、臨床心理学者の河合俊雄氏です。ジーレンジガー氏にはいわば「アメリカから見た日本の現状」を、北山氏には「アメリカと日本」両文化の狭間からみた日本の現状を、そして河合氏には「日本の臨床現場」から、それぞれ日本文化とこころの行方について語ってもらいたいと考えています。また総合討論の時間には、メルボルン大学の社会心理学者である嘉志摩佳久氏、こころの未来研究センター長の吉川左紀子氏を加えて、日本のこころに対する「取り組み」についての討論を行います。
価値観が多様化する現代日本社会の中での「こころ」のあり方について再検討し、様々な問題について取り組んでいく糸口を見つけていきたいと思います。
プログラム
13時~13時15分 はじめに
吉川 左紀子(京都大学こころの未来研究センター センター長)
13時15分~14時15分 ひきこもり:現代日本社会の”行きづまり”を読み解く
マイケル・ジーレンジガー(カリフォルニア大学バークレー校/ジャーナリスト)
(#英語での講演になりますが、同時通訳がつきます)
14時15分~15時15分 文化と自己:ゆらぐ現代日本の構造
北山 忍(ミシガン大学/文化心理学)
15時30分~16時30分 日本における若者の病理の変化:ひきこもりと行動化
河合 俊雄(京都大学こころの未来研究センター/臨床心理学)
16時30分~17時 総合討論
マイケル・ジーレンジガー
北山 忍
河合 俊雄
嘉志摩 佳久(メルボルン大学社会心理学)
吉川 左紀子
2008/03/01