『京町家 くらしの学び庵』プロジェクト 中級 第1期
「学び合いによる新しい出会いの縁、そして絆へ」
孤立防止のための自助・互助強化プログラム開発研究『京町家 くらしの学び庵』プロジェクト
中級第1期
※定員に達したため締め切りました(2016/10/31)
現在、超高齢化社会がさらに進行し、同時に核家族化、地域内コミュニケーションの希薄化も進行しています。そのような中、昔は、「町のおせっかい役」が多数存在し、よろず相談的な取り組みが自然な形で町の中に存在していました。子育ての悩み、介護が必要になってきた方の対応のこと、生活上のしんどいことを吐き出す場のこと、家族を亡くした後のフォローアップのこと・・・町の中でお互いのつながりで対応できていたことが数多くありました。そして、少しずつ自己解決が図れることもありました。これが、自助・互助の力でした。しかし現在は、人知れず亡くなっていく高齢者、子育てや介護の悩みを抱え込んでしまい虐待につながってしまう等、悲しい出来事が多発しています。自助・互助に限界が生じているのです。
今回のプロジェクトでは、自助・互助の再生・強化をめざしています。本プロジェクトで用意している「三段階ステップアップ方式の学習プログラム」と「よろず相談会」は、「からだ」「こころ」「社会活動(社会参加)」の三側面から、健康で幸せな生活の実現をねらいとしています。二次的な効果として、学びあいによる「つながり」「ささえあい」の醸成、地域の中での「オアシス」「こころのよりどころ」「自己有能感(人のために何かできた、自分にはまだまだこんな力があった)」の創出や発見を期待しています。
5年プロジェクト・・・ゆっくり地道に歩み始めています。
▽ 日時:2016年11月13日(日)、11月27日(日)、12月4日(日)、12月18日(日)、12月25日(日)、2017年1月8日(日)、1月22日(日)
14:00~15:30(受付開始 13:45~)
▽ 会場:【第1回~第4回】京町家~風伝館~(アクセス)
(京都市上京区室町通丸太町上ル大門町253番地)
【第5回~第7回】京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
(京都市左京区吉田下阿達町46・荒神橋東詰)
▽プログラム(中級)
14:00~15:00 講義&演習
15:00~15:30 質疑応答&意見交換会
【第1回 2016年11月13日(日)】
テーマ:高齢者に関わるための知識①
○こころを整える(心理学)講師:京都大学こころの未来研究センター 吉川左紀子
○健康長寿に必要な食の考え方(栄養学)講師:京都大学医学部附属病院 幣憲一郎
【第2回 2016年11月27日(日)】
テーマ:高齢者に関わるための知識②
○経済的状況整理(経済学)講師:秀司法書士事務所 小山秀司
○地域の支援体制(行政) 講師:京都市保健福祉局長寿社会部長寿社会課 中村典子
(社福)京都市社会福祉協議会 寺田 玲
【第3回 2016年12月4日(日)】
テーマ:高齢者に関わるための知識③
○看取りの文化づくり(行政)講師:京都府健康福祉部高齢者支援課 南部慎一
○穏やかに人生を全うするために(文化)講師:法然院住職 梶田真章
【第4回 2016年12月18日(日)】
テーマ:高齢者に関わるための演習①
○いきいきした心づくりとつながりづくり
講師:東京都渋谷区障害者福祉センター 三宅聖子
【第5回 2016年12月25日(日)】
テーマ:高齢者に関わるための知識④
○老年医学・健康総論(医学) 講師:国立長寿医療研究センター 荒井秀典
○支援を要する人への関わり(福祉)
講師:京都大学こころの未来研究センター 清家 理
【第6回 2017年1月8日(日)】
テーマ:高齢者に関わるための演習②
○健康な身体づくりとつながりづくり
講師:国立長寿医療研究センター 荒井秀典
【第7回 2017年1月22日(日)】
テーマ:今までのまとめ・修了式
○地域住民みんながよりよく生きていくためにできること
(グループ演習+行政意見交換)
講師:京都大学こころの未来研究センター 吉川左紀子
京都大学こころの未来研究センター 清家 理
京都市保健福祉局長寿社会部長寿社会課 中村典子
(社福)京都市社会福祉協議会 寺田 玲
京都府健康福祉部高齢者支援課 南部慎一
これまでの講師陣で参加可能な方
ご参考:くらしの学び庵初級1期
くらしの学び庵初級2期第1~5回目 / 第6回
くらしの学び庵初級3期第1~3回目 / 第4~6回目
主催:京都大学こころの未来研究センター
共催:公益財団法人 信頼資本財団
後援:アミタグループ、京都市、京都市教育委員会、
京都大学医学部附属病院、京都地域包括ケア推進機構、京都府、
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター
文部科学省 地(知)の拠点整備事業 (50音順)
2015/11/20