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第12回・第13回身心変容技法研究会が開催されました

 鎌田東二教授が代表研究者を務める身心変容技法研究会(科研基盤研究A「身心変容技法の比較宗教学-心と体とモノをつなぐワザの総合的研究」)の第12回「ベルクソン研究(2)」(2013年6月13日)、第13回「シャーマニズムと身心変容技法」(2013年7月25日)が、稲盛財団記念館3階大会議室で開催されました。
第12回身心変容技法研究会「ベルクソン研究(2)」
 ベルクソン研究第2弾となった第12回は、鶴岡賀雄東京大学大学院教授が「身心変容論としてのベルクソン〈神秘主義〉論:『社会系』神秘主義と『異界系』神秘主義の交錯・融合としての身体機械系神秘主義」というテーマで研究発表を行いました。鶴岡教授は、今回の発表の主旨を「ベルクソンの哲学を身心変容の理論として読む」と位置づけ、1932年に著された『道徳と宗教の二源泉』を中心に解読・解釈しました。続いて津城寛文筑波大学大学院教授が鶴岡教授の発表に対してコメントし、参加者による総合討議が行われました。討論では、ベルクソンの神秘主義論に対する見解の違いから活発な議論が行われ、ベルクソンという「異邦人的なまなざし」(鎌田教授)を持つ哲学者の独自性が改めて浮き彫りとなった研究会でした。
 ベルクソン研究の発表後は、2013年度の研究計画の確認と意見交換が行われ、それに先立って倉島哲関西学院大学准教授が自らが赴いた大峰修験体験の報告発表を行い、ディスカッションが行われました。鎌田教授による研究会の振り返りと参加者による意見が、身心変容技法研究会のウェブサイト「研究問答」に掲載されています。こちら

[DATA]
▽日時:2013年6月13日(木)13時~17時
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
▽総合テーマ:ベルクソン研究第2弾
▽プログラム
・発表:鶴岡賀雄(東京大学大学院教授・宗教学・キリスト教神秘主義研究)「身心変容論としてのベルクソン〈神秘主義〉論:『社会系』神秘主義と『異界系』神秘主義の交錯・融合としての身体機械系神秘主義」80分発表、コメンテーター:津城寛文(筑波大学大学院教授・宗教学)30分、約60分討議、
・「2013年度の研究計画」の確認および意見交換第2弾 総合討論 司会:鎌田東二

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第13回身心変容技法研究会「シャーマニズムと身心変容技法」
 第13回は昨年10月に引き続き、シャーマニズムをテーマとした研究会でした。今回は、加藤之晴駒澤大学非常勤講師が「五島列島と九州のシャーマニズムと身心変容技法」の演題で発表。クライエントとして実際に体験した2つの事例から行者仏教とシャーマン宗教者の特質を紹介しました。加藤講師は、多くの信者を集める行者仏教やヒーラーの具体的な活動について、儀式・治療の全容までを映像と共に紹介。九州というシャーマニズム文化が根づいた独自の地理的環境を舞台に、行者やヒーラーによる儀式・治療が今なお人々の救済メカニズムとして役割を果たしている様子がリアルに伝えられました。
 続いて、金香淑目白大学准教授が「韓国のシャーマニズムと身心変容技法」について発表を行いました。独特の治療儀式を行い特殊な踊りから憑依へと移り行く韓国のシャーマンによる儀式「クッ」について鮮烈な映像等と共に紹介する貴重な時間でした。コメンテーターは、前回のシャーマニズム研究でモンゴルのシャーマニズムについて発表したアルタンジョラーこころの未来研究センターワザ学共同研究員が務め、モンゴルのシャーマニズムとの差異を指摘するなど同じシャーマニズム研究者の立場から様々な議論が交わされました。続いて参加者によるコメントやディスカッションも各発表後に行われ、韓国における坐堂の職業的位置づけや霊力と芸能との関係、音楽の構造や日本の神楽や他国の儀式との違い、呼吸の変化と意識変容の関係など多岐にわたる議論で盛り上がりました。
 なお、鎌田教授による発表後の振り返りが「研究問答」に掲載されています。ぜひご覧ください。こちら

[DATA]
▽日時:2013年7月25日(木)13時~17時
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
▽総合テーマ:シャーマニズムと身心変容技法
▽プログラム
・発表1:加藤之晴(駒澤大学非常勤講師・宗教学・五島列島シャーマニズム研究)「五島列島と九州のシャーマニズムと身心変容技法」50分発表+50分討議 発表2:金香淑(目白大学准教授・文化人類学・韓国シャーマニズム研究)「韓国のシャーマニズムと身心変容技法」50分発表+50分討議、コメンテーター:アルタンジョラー(京都大学こころの未来研究センターワザ学共同 研究員・文化人類学・モンゴルシャーマニズム研究)約60分討議
・「2013年度の研究計画」の確認および意見交換第3弾 総合討論 司会:鎌田東二

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次回第14回身心変容技法研究会は9月24日に開催(研究者対象)。なお、9月25日には中国より張明亮老師を招いた一般公開の国際シンポジウムが、26日には峨眉丹道医薬養生学派気功実修が開催されます。詳細はこちら
身心変容技法研究会ホームページ

2013/08/19

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