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鎌田教授の論考が『季刊SORA(そら)』に掲載されました

131205sora.png 株式会社ウェザーニューズが発行する “世界初のお天気マガジン”『季刊SORA(そら)』2013冬号に、鎌田東二教授の論考「特別寄稿:日本の聖地文化と聖地感覚」が巻頭カラー掲載されました。東日本大震災を機にあらためて見直される寺社や祭などの「聖地文化」が持つ力と、日本人が古来から自然への畏怖・畏敬の精神をもとに発見し大切にしてきた「生態智(せいたいち)」の再活用の必要性について解説し、日本の聖地文化が自然災害の鎮めや防災、減災、地域の絆の深まりにいかに密接に結びついているかを、自身の聖地文化研究を紐解きながら明快に解説しています。

「特別寄稿:日本の聖地文化と聖地感覚」京都大学こころの未来研究センター教授(宗教哲学・民俗学専攻)鎌田東二
 わたしは十七歳の時、「聖地」巡礼に目覚め、それからほぼ半世紀たった今もなお聖地巡礼に明け暮れているといっていいくらいだが、三年ほど前の「パワースポット」ブームの波には違和感があった。(中略)
 だが一方で、その「パワースポット」体験から、「部品」に還元できない聖地文化や聖地感覚の広がりに参入していくこともできるはずだ、という期待感や、この「波」をポジティブに活用し、「日本列島文化」の活力や底力を汲み上げなければ日本も地球もダメになるのではないかという切実な思いもあった。そういう思いの中で、『聖地感覚』(角川学芸出版、2008年)、『京都「癒しの道」案内』(河合俊雄との共著、朝日新聞出版、2008年)を出していた。(中略)
 日本の「聖地文化」とは、日本列島の地質・地形・風土の中から生まれた「生態智」(自然に対する深く慎ましい畏怖・畏敬の念に基づく、暮らしの中での鋭敏な観察と経験によって練り上げられた、自然と人工との持続可能な創造的バランス維持システムの知恵と技法)を深く宿しているということがよりはっきりと見えてきたのだ。そのような日本の「聖地文化」と「聖地感覚」の文化遺産を再認識するとともに、さらに力強く未来に再活用すべきである。
(記事より抜粋)

『季刊SORA(そら)』(株式会社ウェザーニューズ)

2013/12/05

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