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河合教授のインタビューが京都新聞に掲載されました

 河合俊雄教授のインタビュー記事が京都新聞3月1日付の「一日版 キーワードきょうと/私のキーワードKyoto」に掲載されました。河合教授はキーワードとしての京都を「魂の町」と表現しました。死者の魂と深く関わる京都の町を臨床心理学者、ユング派分析派のまなざしで見つめ、2016年に京都で開かれる国際分析心理学会に向けた想いを語っています。

IMG_0594.jpg「私のキーワードKyoto 『魂の町、京都』」 河合俊雄 臨床心理学者  心理療法、特にユング心理学に関わる者からすると、京都については「魂の町」というキーワードがぴったりとする。心理療法は人のこころや魂という目に見えないものを対象としている。その成立には、こころを個人の内のものにしていった西洋での「内面化」のプロセスが重要である。キリスト教による内面の重視、近代における個人の確立なくして心理療法は存在しないのかもしれない。  翻って京都のことを考えてみると、そこには独特の内面化が認められる。(略)  京都の町は、死者の魂の循環で成り立っていて、また町のたたずまいそのものが魂の町であることを示している。世界のユング派の分析家が3年に一度集う国際分析心理学会の大会が2016年8月に京都で開かれる。大会テーマは、「アニマ・ムンディ(世界の魂)の移り変わり」と決まった。これは新プラトン主義の概念で、ユング心理学にとっても大切な、世界全体を包摂するような魂である。けれども、京都の町の魂がいまだに息づいているかどうか、それとも移り変わっていくのか、問うていきたい。 (記事より)

日本ユング派分析家協会ウェブサイト

2014/03/05

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