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「支える人の学びの場 先生のためのこころ塾2014」(Aコース第2日)を開催しました

1409kokorojuku_poster.png 「支える人の学びの場 先生のためのこころ塾2014」のAコース第1日目が2014年9月21日、稲盛財団記念館3階大会議室にておこなわれました。9月7日におこなわれた第1日目から2週間の期間をあけての開催です。第1日目のレポートはこちら
 この日は、前回に続いて認知科学、認知神経科学が専門の乾敏郎京都大学大学院情報学研究科教授が、「コミュニケーション機能の神経機構と発達障害」という演題にて講演しました。言語、非言語コミュニケーションの神経機構、他者の行為理解の神経基盤などの仕組みを丁寧に解説し、発達障害と脳の神経プロセスとの関わりについて紹介しました。
 続いて、午後からは友田明美福井大学子どものこころの発達研究センター教授が、「児童虐待とこころの傷:望まれる養育環境とは」というテーマで、幼少期における子どもの置かれた環境、虐待やネグレクト等の要因が脳機能におよぼす影響などについて、アメリカでの調査結果など最新の研究成果を紹介しました。その後の実践報告の時間では、畑中千紘こころの未来研究センター助教(上廣こころ学研究部門)と土井奈穂美京都大学大学院教育学研究科研究員の二人が、心理療法におけるプレイセラピーの実践内容と具体的な事例を紹介しました。それぞれの質疑応答では、紹介された事例や研究成果についてより深い理解を求めて質問される先生方が多く、活発な議論が続きました。
 すべての講演終了後は、参加者がテーブルに分かれ、講師陣をまじえながら情報交換とディスカッションをおこないました。前回と同様に各テーブルには大きな模造紙とマジックが配られ、活発な討論と共に様々なアイデアが書き留められました。その後、各討論をシェアするため、まとめの発表がおこなわれました。
 先生のためのこころ塾のAコース二日間のすべての日程は終了しました。参加者アンケートでは、「充実した2日間だった」「専門的な最先端の研究をわかりやすく教えてもらえた」「仕事と向き合う姿勢が具体的になった」など、手応えを感じていただいた内容の感想が数多く寄せられました。
 先生方を対象としたこころ塾のBコースは11月2日(日)と11月8日(土)に開催します。現在参加者を募集しています。詳しくはこちら
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[DATA]
「支える人の学びの場 先生のためのこころ塾2014 Aコース第2回」
▽日時:2014年9月21日(日)10:00~17:00(受付開始 9:30~)
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
▽プログラム:
9:30 受付開始
10:00~12:00 講義と質疑「コミュニケーション機能の神経機構と発達障害」講師:乾敏郎(京都大学大学院情報学研究科)
12:00~13:30 昼食
13:30~15:00 講義と質疑「児童虐待とこころの傷:望まれる養育環境とは」講師:友田明美(福井大学子どものこころの発達研究センター) 
15:20~16:00 実践報告:土井奈緒美(京都大学大学院教育学研究科)、畑中千紘(京都大学こころの未来研究センター)
16:00~17:00 情報交換会
司会進行:吉川左紀子(こころの未来研究センター長)
▽参加者数:41名

2014/09/29

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