鎌田教授の著書『超訳 古事記』を原作にした舞台が上演されます
鎌田東二教授の著書『超訳 古事記』(2009年 ミシマ社)と、セルゲイ・ズーバレフの戯曲『豊葦原の国にて』を原作にした舞台演劇『古事記〜天と地といのちの架け橋〜』が2014年10月7日から13日まで東京両国のシアターⅩ(カイ)にて全7公演でおこなわれます。
1300年の時を経て甦る遺伝子の記憶・・
この日本の心のエッセンスをつたえる神話を、現代の<儀式>として舞台化します。
神話的意識を取り戻し、
神話(=自然)の智恵をひらき、
“いま”へと伝承される美しく優しい古事記です。
舞台上の「儀式」を通して注がれる清らかなエネルギーが
現代人の心を癒す、奇跡の瞬間を体験してみませんか?
(『古事記〜天と地といのちの架け橋〜』ウェブサイトより)
東京ノーヴイ・レパートリーシアターは、演出家レオニード・アニシモフが中心となって2004年に結成された演劇集団です。「傷ついた現代人の心を深く癒し、魂の糧となる本物の演劇」を生み出すことを目標に、ロシアの演劇理論、スタニスラフスキー・システムによる俳優訓練と、日本では稀なレパートリーシステムという長期連続公演を実践することで、極めて繊細で質の高い作品を発表しています。
2009年にミシマ社より出版された鎌田教授の『超訳 古事記』は、『古事記』上巻の神話を鎌田教授が自身の記憶とイメージをもとに口語で語り切り、それをもとに一冊の本に仕上げた極めてユニークな書籍です。「天地開闢からスサノオ伝説まで、驚くほど平明でリズム感のよい語りは、神話本来の生命感を鮮明に伝えてくれる」(『週刊文春』09年11月19日号)と評価され、神話になじみのなかった若者にも受け入れられました。
鎌田教授の語った古事記が、鬼才・レオニード・アニシモフによって舞台芸術となり、現代人のこころに新たな体験として届けられます。興味のある方は、ぜひご覧ください。
『古事記〜天と地といのちの架け橋〜』
原作:鎌田東二「超訳古事記」 / セルゲイ・ズーバレフ 戯曲「豊葦原の国にて」
演出:レオニード・アニシモフ
翻訳:遠坂創三 / 上演台本:東京ノーヴイ・レパートリーシアター
衣装デザイン:時広真吾(リリック) / ヘアメイク:佐藤圭
音楽:町田育弥 、後藤浩明 / マイム指導:山本光洋
演出助手:アルチョム・アニシモフ / 芸術監督:レオニード・アニシモフ
主催・制作:東京ノーヴイ・レパートリーシアター
http://www.tokyo-novyi.com/japanese/kojiki.html
チラシのダウンロードはこちら→(表面)(裏面)
『超訳 古事記』- ミシマ社(出版社の書籍ページ)
2014/09/25