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「大荒行シンポジウム(科研 身心変容技法の比較宗教学)」を開催しました

 鎌田東二教授が代表研究者を務める身心変容技法研究会(科研基盤研究A「身心変容技法の比較宗教学-心と体とモノをつなぐワザの総合的研究」)が、2014年11月20日、21日に「大荒行シンポジウム」を開催しました。20日は一般向けの公開シンポジウム、21日は研究者向けの研究会をおこない、日本各地で伝統を継承する荒行の先達による講演とディスカッションが繰り広げられました。
 初日の一般公開シンポジウムでは、鎌田東二教授が企画趣旨説明をおこないました。その後、田中利典師(大峯金峯山修験本宗宗務総長・金峯山寺執行長)が「吉野修験道の荒行(奥駈け)」について、星野尚文師(本名:文紘、羽黒修験道松聖・所司役)が「羽黒修験道の荒行(峰入り)」について、高木亮英師(西国三十三所一番札所那智山青岸渡寺副住職)が「熊野修験:那智四十八滝の荒行(青岸渡寺滝行)」について、戸田日晨師(日蓮宗大荒行堂遠壽院住職・傳師)が「日蓮宗遠壽院の100日荒行」について、それぞれ講演をおこないました。これらの講演の後、倉島哲関西学院大学教授(社会学)がコメントを提供し、鎌田教授の進行のもと総合討論の時間を持ちました。
 翌日・二日目は、「大荒行 身心変容技法研究会」と称し、研究者を対象により専門的な内容で研究会がおこなわれました。発表は、「1.吉野修験道の荒行の検討」(田中利典師、コメンテーター:町田宗鳳広島大学教授・僧侶、小西賢吾こころの未来研究センター研究員)、「2.羽黒修験道の荒行の検討」(星野尚文師、コメンテーター:棚次正和京都府立医科大学教授、奥井遼こころの未来研究センター上廣こころ学研究部門研究員)、「3.日蓮宗の荒行の検討」(戸田日晨師、コメンテーター:津城寛文筑波大学教授、アルタンジョラーこころの未来研究センターワザ学共同研究員)、「4.天台修験道の荒行(千日回峰行と十二年籠山行)と総合討論」(発題者:鎌田東二教授、コメンテーター:篠原資明京都大学教授、井上ウィマラ高野山大学教授、永澤哲京都文教大学准教授)の順で進められました。会の締めくくりに、鎌田教授の進行により総合・総括討論が行われ、盛況のまま終了しました。
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[開催ポスター]
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[DATA]
「大荒行シンポジウム」(一般公開、申込み不要)
▽日時:2014年11月20日(木)13:00~17:30
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室 アクセス
1.企画趣旨説明
 鎌田東二(京都大学こころの未来研究センター教授・宗教哲学・民俗学)
2.吉野修験道の荒行(奥駈け)
 田中利典師(大峯金峯山修験本宗宗務総長・金峯山寺執行長)
3.羽黒修験道の荒行(峰入り)
 星野尚文師(本名:文紘、羽黒修験道松聖・所司役)
4.熊野修験:那智四十八滝の荒行(青岸渡寺滝行)
 高木亮英師(西国三十三所一番札所那智山青岸渡寺副住職)
5.日蓮宗遠壽院の100日荒行
 戸田日晨師(日蓮宗大荒行堂遠壽院住職・傳師)
6.コメント
 倉島哲(関西学院大学教授・社会学)
7.総合討論
 司会:鎌田東二
「大荒行」身心変容技法研究会(研究者対象、申込み不要)
▽日時:2014年11月21日(金)10:00~16:30
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室 アクセス
1.吉野修験道の荒行の検討:田中利典
コメンテーター:町田宗鳳(広島大学教授【僧侶】)、小西賢吾(京都大学こころの未来研究センター研究員)
2.羽黒修験道の荒行の検討:星野尚文
コメンテーター:棚次正和(京都府立医科大学教授)、奥井遼(京都大学こころの未来研究センター 上廣こころ学研究部門特定研究員・教育学)
――――昼食――――
3.日蓮宗の荒行の検討:戸田日晨
コメンテーター:津城寛文(筑波大学教授)
アルタンジョラー(京都大学こころの未来研究センターワザ学共同研究員・人類学)
4.天台修験道の荒行(千日回峰行と十二年籠山行)と総合討論 発題:鎌田東二
コメンテーター:篠原資明(京都大学教授)、井上ウィマラ(高野山大学教授)、永澤哲(京都文教大学准教授)
――――休憩――――
5.総合・総括討論 司会:鎌田東二(京都大学こころの未来研究センター教授・宗教哲学・民俗学)

2014/12/26

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