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「支える人の学びの場 医療専門職のためのこころ塾2014」(11/9、11/16、11/22、11/23)を開催しました

1411kokorojuku_iryo.png 「支える人の学びの場 医療専門職のためのこころ塾2014」が、2014年11月9日(日)、11月16日(日)、11月22日(土)、11月23日(日)の全4日間の日程で稲盛財団記念館3階大会議室にて開催されました。昨年に続く2年目の開催で、今年も作業療法士、理学療法士、臨床心理士、言語聴覚士などの仕事に携わる方々が参加し、多彩な講師陣によるレクチャーや情報交換会で学びと交流を深めました。
 4日間に渡る全日程の午前中は、昨年同様、乾敏郎京都大学大学院情報学研究科教授による講義がおこなわれました。乾教授は、最新の認知神経科学における研究知見と基礎的な知識を各回2時間分にまとめ、「1歳までの認知発達の神経基盤」(11/9)、「高次認知機能と身体性」(11/16)、「言語・非言語コミュニケーションの神経機構」(11/22)、「他者を知り、共鳴する脳と発達障害」(11/23)というテーマで、脳の構造、機能と認知発達、自閉症や発達障害との関係について多くの図説や研究事例をまじえながら紹介しました。
 ゲスト講師を招いた午後の講義には多彩な講師陣が登壇しました。明和政子京都大学大学院教育学研究科教授(11/9)、渡邊克巳東京大学先端科学技術研究センター准教授(11/16)、熊田孝恒京都大学大学院情報学研究科教授(11/22)、田中康裕教育学研究科准教授(11/23)らがそれぞれの専門分野から講義をおこないました(各講師のテーマは下記のDATAをご参照ください)。続く実践報告の時間では、京丹波町子育て支援課の石原詩子先生(11/9)、大阪市更生療育センターの嶋谷和之先生(11/16)、松島佳苗京都大学大学院医学研究科助教(11/22)、愛知県心身障害者コロニー中央病院の小松則登先生が、それぞれの現場からの事例を報告しました。
 講義と実践報告の終了後は、先生方を中心とした討論および参加者のみなさんによる情報交換の場がもたれ、講師や参加者それぞれによる自由な発話があり、盛り上がりました。また、最終日には修了証の授与と全員による記念撮影がおこなわれ、4日間に渡る密度の濃い講義を学び終えた皆さんの清々しい笑顔が見られました。
 本年度は「先生のためのこころ塾(Aコース、Bコース)」と「医療関係者のためのこころ塾」ふたつの種類、合計3コースがおこなわれ無事終了しました。全日程の司会進行は、吉川左紀子センター長が務めました。参加者アンケートでは、「脳科学、心理学、OTそれぞれの視点で発達障害を捉えられた」「とても勉強になり、遠くから参加した甲斐があった」「講義も事例報告もどれも勉強になった。特にディスカッションは講義と臨床をつなぐとてもよい場だった」「受講者のニーズ、理解度に応じて復習や追加資料を提供してもらえてありがたかった」など沢山の感想が寄せられました。
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[DATA]
「支える人の学びの場 医療専門職のためのこころ塾2014」
▽日時:2014年11月9日(日)、11月16日(日)、11月22日(土)、11月23日(日)※各日とも10時~17時まで(受付開始9時30分~)
▽会場:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
▽ プログラム:
10:00~12:00 講義と質疑/講師:乾敏郎(京都大学大学院情報学研究科)
12:00~13:30 昼食
13:30~15:00 講義と質疑/講師:ゲスト講師
15:20~16:00 事例報告
16:00~17:00 情報交換会
※各開催日によって時間変更がありました
第1回 11月9日(日)
○「1歳までの認知発達の神経基盤」乾敏郎
○「心の発達の定型・非定型を考える」明和政子(京都大学大学院教育学研究科)
○ 事例報告 石原詩子 (京丹波町子育て支援課) 
○ 参加者数:79名
第2回 11月16日(日)
○「高次認知機能と身体性」乾敏郎
○「認知科学からみた発達障害」渡邊克巳(東京大学先端科学技術研究センター) 
○ 事例報告 嶋谷和之 (大阪市更生療育センター) 
○ 参加者数:77名
第3回 11月22日(土)
○「言語・非言語コミュニケーションの神経機構」乾敏郎
○「注意と学習による自動化」熊田孝恒(京都大学大学院情報学研究科) 
○ 事例報告 松島佳苗 (京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻)
○ 参加者数:81名
第4回11月23日(日)
○「他者を知り、共鳴する脳と発達障害」乾敏郎
○「発達障害と「三つの誕生」」田中康裕(教育学研究科)
○ 事例報告 小松則登 (愛知県心身障害者コロニー中央病院)
○ 参加者数:69名
主催:京都大学こころの未来研究センター
共催:京都大学医学研究科 脳機能リハビリテーション学分野 発達障害系研究室

2014/12/03

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