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鎌田教授が登壇した品川セミナー「神道と仏教から見た心のワザ学と日本文化」記事が読売新聞に掲載されました

 2015年3月6日、京都大学東京オフィスで開催された「第58回品川セミナー」に鎌田東二教授が登壇しました。その模様が3月23日付の読売新聞朝刊科学面に写真付きで掲載されました。鎌田教授は、「神道と仏教から見た心のワザ学と日本文化」という演題にて講演。長年、取り組んでいる「身心変容技法の比較宗教学-心と体とモノをつなぐワザの総合的研究」を主軸に、『古事記』『日本書紀』『古今和歌集』『秘蔵宝鑰』(空海著)『秘密曼荼羅十住心論』などを紐解きながら、心のワザ学が日本文化における芸能、神事、仏道修行などといかに結びつき、日本人の精神性にどのように影響を及ぼしてきたかについて考察、解説しました。

1503kamata_yomiuri.png「京都大学品川セミナー 神道と仏教から見た心のワザ学と日本文化 こころの未来研究センター 鎌田東二教授」
 身心を切り替える「ワザ」に焦点をあてたい。平安時代の古今和歌集こそが、日本文化の原型であると考える。日本人は四季の自然風景や心の状態を和歌に詠み、悲しみや痛みなどの負の感情を切り替えてきた。つまり和歌は「心を直す」力を持っており、日本の伝統的、根本的な「心のワザ学」と言える。(中略)
 心のワザ学は仏道修行にも結びついた。比叡山や吉野熊野などに入り、滝行や瞑想などを行う。また刀作りや染色、陶芸などの日本独自の工芸にも、祈りと祭りを伴う心のワザ学がある。
 私は、現代は多極化し、戦国時代のような乱世の時代に突入したという「現代大中世論」を提唱している。阪神大震災や東日本大震災、集中豪雨などの自然災害が続く中、今一度、心の静けさをもたらす新たな日本文化が生まれてくるはずだ。
(記事より)

 記事は後日、読売オンラインでも公開される予定です。

2015/03/24

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