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「超高齢社会を健やかに幸せに生きる」シンポジウムを開催しました(清家助教によるイベントレポート)

 2015年3月21日、「超高齢社会を健やかに幸せに生きる」シンポジウムが稲盛財団記念館3階大会議室で開催されました。研究プロジェクトの代表を務める清家理助教(上廣こころ学研究部門)のレポートを掲載します。
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1503manabian_sympo_poster.png「孤立防止のための互助・自助強化プログラム開発」プロジェクト
2014年度シンポジウム「超高齢社会を健やかに幸せに生きる」
報告:清家理 助教(上廣こころ学研究部門)

 当日は、京都や大阪、滋賀などにお住まいのおよそ150人の参加者にご来場いただきました。はじめに、吉川センター長が挨拶に立ち、「今日は、くらしの学び庵で提供している『学びあい』の内容を凝縮させて、『健やかに幸せに生きる』ためのヒントを皆さんにご提供できる1日になればと願っています」と話しました。次に、司会進行を務める清家助教より、2014年10月より京都市上京区でスタートした「くらしの学び庵」の歩みについて説明しました。
 続いて、白眉センター助教の坂本龍太先生が「ブータンからの叡智-幸せに生きるとは-」というテーマで講演しました。ブータンは、「幸福の国」として報道等を通じ、すっかりおなじみになりつつありますが、坂本先生は、診療・検診の場面を通じて実感したこと、体験したことをもとに、お話くださいました。休憩をはさんで基調講演では、独立行政法人国立長寿医療研究センター総長の鳥羽研二先生が、「こころも身体もすこやか歳を重ねるために必要なこと」というテーマで講演をおこないました。講演では「フレイル」をキーワードに、早期発見をして、対処することの必要性について、即実践できるアドバイスが数多く紹介されました。
 その後、くらしの学び庵での「よろず相談会」の拡大版として、参加者の方々よりいただいた質問に対し、講師陣が各自の専門領域から回答する、「くらしの学び庵Q&A『幸せに歳を重ねるために必要なこと』」が、吉川センター長の司会進行でおこなわれました。冒頭では、パネラーとして、西窪一京都市役所保健福祉局長寿社会部長と田中聡京都信用金庫業務部ていねい推進課副長が登壇し、行政、金融それぞれのフィールドで超高齢社会を迎えて直面している課題、課題に対し、独自で取り組んでいることを5分間ずつレクチャーしました。Q&Aでは、参加者から寄せられた数多くの質問の中から、多くの方々が抱えておられると想定される悩みや疑問を中心に6点の質問が取り上げられ、講師ひとりひとりが丁寧に回答しました。
 最後に、くらしの学び庵で「老化と病気の予防で錆び知らず!」の講義を担当している独立行政法人国立長寿医療研究センター副院長の荒井秀典先生より挨拶があり、「参加者の皆さんには、ぜひ今日の学びを活かしつつ、ここにいない人たちにも何かしら還元していただけたら幸いです。また、講師陣は、くらしの学び庵を通じて『健やかに幸せに生きるための術』を今後も多くの人に伝えていきたい」というお話があり、シンポジウムは終了しました。
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[DATA]
▽日時:2015年3月21日(土)14:00-17:00(開場13:30~)
▽会場:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室
▽プログラム
14:00‐14:10 開会あいさつ :吉川左紀子(こころの未来研究センター教授・センター長)
14:10-14:25 くらしの学び庵と歩み「学びあいから生まれているもの」清家理(こころの未来研究センター上廣こころ学研究部門特定助教)
14:25-14:55 くらしの学び庵特別講義編「ブータンからの叡智-幸せに生きるとは-」坂本龍太(白眉センター特定助教)  
14:55-15:10 休憩
15:10-15:40 基調講演「こころも身体もすこやかに歳を重ねるとは」鳥羽研二(独立行政法人国立長寿医療研究センター総長)
15:40-15:50 休憩
15:50-16:50 くらしの学び庵Q&A編「幸せに歳を重ねるために必要なこと」司会:吉川左紀子
パネラー:鳥羽研二、西窪一(京都市役所保健福祉局長寿社会部長)、田中聡(京都信用金庫業務部ていねい推進課副長)、坂本龍太、清家理
16:50-17:00 閉会あいさつ:荒井秀典(独立行政法人国立長寿医療研究センター副院長)
▽主催:京都大学こころの未来研究センター 後援:京都市、京都市教育委員会、研究大学強化促進事業「百家争鳴」プログラム、文部科学省 地(知)の拠点整備事業(50音順)
▽参加者数:150名
くらしの学び庵初級コース3期目は、5月~7月開講予定です。開催決定が決まり次第、当ホームページに詳細を掲載します。

2015/03/27

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